新年明けましておめでとうございます。
昨年は年の初めから新型コロナウィルスが発生し、誰もがこれまでに経験したことのない大変な忍耐と苦労を強いられる一年となりました。
当施設におきましても、これまで以上に仕事の形態や働き方についての創意工夫を凝らしながら、職員はもとより、ご利用者のご家族や全てのステークホルダーの皆様の多大なご理解とご協力のもと、チーム一丸となって感染症の発生防止に努め、昨年は何とかその影響を最小限に止めることができました。ご尽力いただいたすべての皆様に対して、この場をお借りして心から御礼を申し上げます。
さて、今年の夏には昨年から延期になった東京オリンピック2020が開催される予定であり、更には昨年変わった新政権の一層の努力によって、日本の社会も新たなかたちへと変化を遂げる気配が感じられます。とはいえ令和三年の干支である丑(うし)は、古来より先を急がず一歩一歩着実に物事も進めることが大切な年であると言われています。昨年の子年にまいた種が芽を出し成長する時期であり、そして将来の結果につながる道へと努力を積み上げていくため、私たちは改善を進めてまいります。
私たちの福祉業界を取り巻く環境は、深刻な人材不足等あらゆる意味において今後ますますの厳しさを増していくことが予想されますが、どのような状況であれご利用者や地域の皆様にとって有益な福祉サービスを提供するという本質は決して変わることはなく、それと同時に“ひとりのいのちにみんなでよりそう”という法人の基本理念は決して揺らぐことはないと確信しております。
2021年という新たな年を迎え、気持ちも新たに職員一丸となって様々な厳しい状況に打ち勝つ決意を固め、より一層の飛躍を目指して参りますので、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和三年元旦
介護老人福祉施設 白川の里
施設長 満田賢一朗