白川の里の実践ブログblog

温かい気持ちになれる職業

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良く晴れた3月18日のことです。

 

私は、1歳になる娘の慣らし保育の為に白川の里の中庭で見学をしていました。

1年と数日ぶりの仕事復帰を翌日に控え、私の頭の中は「家事と育児と仕事を両立できるのだろうか?」「久しぶりの仕事は大丈夫なのかな?」と不安でいっぱいでした。

 

すると、中庭にご入居者数名と職員が出て来られました。

その中に、白髪で身なりを綺麗に整えられている90代の女性がいらっしゃいました。

その方は、私が大学生時代に白川の里に実習に来た時からいらっしゃる方で、その頃から私のことを何かと気掛けてくださる方です。

 

「Nさん、お久しぶりです」と声を掛けると、初めは誰だろう?というような表情でしたが、すぐに「あぁ・・・本当に久しぶりねー。」と笑顔で言って下さいました。

 

娘を紹介すると、「おめでとう。もう戻って来るの?」と私が結婚した事、子どもが生まれた事、仕事復帰をする事を覚えていてくださいました。

 

数分間でしたが、その方とお話をするうちに仕事復帰に対する悩みもなくなり、「福祉の仕事はこんなにも温かい気持ちになれるんだった。」と思い出しました。

 

ご入居者が私を温かく迎え入れてくださったことに勇気が出ました。

今度は私がご入居者やそのご家族に安心と安全をお届け出来るよう、頑張りたいと思います。

 

生活相談員 小川 恵