白川の里の実践ブログblog

令和3年度 物故者盆会法要

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8月13日、職員のみではございますが、物故者盆会法要を仏間にて執り行ないました。本年度は16名のご入居者又、開園以来891名の方をお見送りしております。

 今回は、お盆にはかかせないお墓参りについてのお話をさせて頂きます。

 

 皆様、お墓参りは済みましたでしょうか?この時期はご先祖が帰ってくるからお墓参りをしないといけないという声をよく耳にします。しかし、浄土真宗ではそのような教えではありません。亡くなられた方は皆、お浄土へ旅立っていき、仏様にかえられ常に私たちに寄り添って頂いているという教えです。

 有名な「千の風になって」という歌はご存知だと思いますが、まさにその曲こそが浄土真宗の教えではないかと思います。

 私もこの前、「おじいちゃんに会いにいこうか」と言い、家族皆で納骨堂参りに行ったのですが、本来は亡くなられた方に会いにいくためにお参りするわけではありません。

 お墓参りとは、故人を偲ぶと共に、阿弥陀様の大きなご慈悲の力に気づかさせていただけるご縁を頂く場です。

 今度、お墓参りに行かれる際はこのような意味があるのだなと思いお参りいただければと思います。

合掌

 

 去年・今年とコロナウイルス対策として職員のみではございましたが、中止せずに物故者法要のご縁を頂いております。来年は、通常通りの開催ができるようお念じ申し上げます。  

 

森川 昌樹