白川の里の実践ブログblog

仕事の「基本」

カテゴリー:白川の里の実践ブログ

 先日の出来事ですが、我が家の洗濯機水栓が水漏れするようになり、家を建てて頂いた住宅メーカーのメンテナンス担当の方に、訪問して頂きました。

 担当の方は、実際に水漏れしている水栓を確認した後に、事前に準備して来られた水栓のカタログを幾つか見せてくださいました。そして、その中から私の好みの物を選び、先ずは見積を作成して頂く事となりました。次回の訪問日を決め、相談を終わろうとした時、担当の方が「他に気になっておられる所はございませんか?」と尋ねてくださいました。

 私は即座に「この建具の滑りが悪くて・・・恐らく戸車が痛んでいるんじゃないかと気になっていたんです。」と答えました。すると、直ぐに建具を点検してくださり「おっしゃる通りに戸車がダメになっていますね。」「次回の訪問時に交換しましょう。」と言って頂きました。

 私は思いもよらず、以前から気になっていたことが解決したことを嬉しく思い、メンテナンス担当の方に感謝し、住宅メーカーに対する信頼度が増し、このメーカーにお願いして良かったと思いました。

 この経験を振り返り、私がこの担当の方に対し、感謝の念を抱き、メーカーに対する信頼を厚くしたのはなぜかと考えてみると、

① 相談の内容に合わせ、依頼者の私が自分で選んで決める事ができるよう、事前に何種類かのカタログを準備しておられたから

② 「他に気になっておられる所はございませんか?」と尋ねて貰えたから

 だと思います。

 このことは私の日々の仕事においても、とても大切なことですし、忘れてはならないことだと気付くことができました。

 そして、このことを1月の全体職員会議で施設長から頂いた、「初心」「基本」「挑戦(チャレンジ)」という3つの提言に照らし合わせてみると、正に、私の介護支援専門員としての仕事の「基本」であると認識を新たにした経験でした。

 これからも仕事の「基本」を忘れることなく、ご利用者との出会いを大切にし、今回私がメンテナンス担当の方に対して抱いた信頼感を、ご利用者お一人お一人に感じて頂けるよう、日々心掛けて行きたいと思います。

 また、「基本」を大切にして仕事をすることを、私の日々の小さな「挑戦(チャレンジ)」にしたいと思います。

 

                                 居宅介護支援事業所

                                  介護支援専門員 西 幸子