白川の里の実践ブログblog

ありがとう

カテゴリー:白川の里の実践ブログ

ありがとう

私が介護と言う仕事に就いたのは母の影響もあったのですが、元々おじいちゃんおばあちゃんっ子だったのもあります。1歳の頃から祖父母と一緒に寝ていました。ほんとに優しくて可愛がってくれました。

そんな祖父が先月他界しました。4月半ばから入院していることは聞いていました。5月1日父の誕生日だった為帰省しました。祖父も家族全員が揃う事を知り退院してきたそうです。家に着き祖父に会いに行くとベッドに横になっており、やせ細ってしまい声もあまり出にくくなっていました。元気になったから退院してきたんだろうと思っていたのですが、顔を見た瞬間になんとなく悟りました。祖母から「ステージ4の胆嚢癌」「余命3~6ヵ月」だという事を聞かされました。頭が真っ白になり涙が止まりませんでした。まだ、67歳になったばかり。平日も休日も山に行き、夜は大好きな焼酎で晩酌をして冗談言って笑っていたのに…

2日間だけですが祖父の介護をすることができました。こんなに早く介護をするとは思っていませんでした。叔母が看護師をしており、どうしたら負担が減るかなど一緒に考えながら看病・介護しました。この時、この仕事に就き、今まで培ってきた知識や技術が活かされていると実感しました。

 

    沢山の思い出をありがとう。沢山の愛情をありがとう。

そして、この仕事に就いて良かったそう思わせてくれてありがとう。

 

                                                東館2丁目 介護職 森山 亜衣美