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ご家族からの贈り物

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ご家族からの贈り物

先日、入居されているご主人様へ奥様が差し入れを持って来られお帰りになる姿が事務所の窓から見えました。私は、ご主人様の朝の食事介助をさせて頂いたので、ご様子をお伝えしたかったなと思っていましたら奥様が、事務所の私に気づかれ玄関に戻られていたので、ご主人様のご様子をお伝えする事が出来ました。奥様にご主人様のご様子を伝えると安心されたご様子でした。そして「もらって頂けますか」と、私に紙袋渡されました。紙袋の中には、可愛い手作りの兎の人形が2つ入っていました。「私が作りました。もう随分前に主人から作ってあげて欲しいと言われていたのですが、コロナや、橋爪さんがお休みされていて、渡せずにいました。 今日もお持ち帰りかと思っていたら、お会いできて良かった。」と、笑顔でお言葉を頂きました。

随分前のことですが、奥様が面会から帰られた後、居室に人形が飾ってあり、「可愛いですね。奥様の手作りですか、すごい」と、お話ししたことを思い出しました。

後日、面会にいらした奥様に、ご入居者がそのことを話され「作ってくれ」と言われたのだなと思いました。私の為に・・・と思って頂いたお気持ちが、とても嬉しく思うと同時に、今は、面会の制限があり、直接会って傍でゆっくりと過ごして頂く事ができない。

ご夫婦での何気ない会話のやり取りも出来ない状況に、私たちは何ができているのかと思い返しました。

白川の里の運営方針にあります、ご利用者とそのご家族に安心と安全をお届けする、「安心とは何か、安心をお届けできているのか」と改めて考えました。

中々、こたえはまとまりません。上司や先輩方にアドバイス、ご指導いただきながら、こたえを見つけたいと思います。

                                                                                                               相談員  橋爪 真里