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母親の偉大さ

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母親の偉大さ

 先日、施設の入居者Mさんの付き添いで病院受診をした際、Mさんのお顔を改めて拝見すると、その姿が亡き母の姿と重なりました。

 母は、女学校を卒業し教師をしていました。農家の父に嫁ぎ、慣れない生活に苦労が絶えなかったと私達に話していました。そんな母は、晩年施設で過ごし、いつもリビングのテレビの前のソファーにちょこんと座っていた姿を思い出されます。面会に行くと、最近の事は忘れてしまっても兄弟や子供達のことは嬉しそうに話してくれました。

 私自身は、私の子供達にどんな姿でうっているのだろうか?私が母の事を想っている様に、私自身の母親みたいな存在であることを心から願いたいと思っています。

 また、私達は入居者の家族にはなれませんが家族の様な安心出来る存在でありたいと心から思います。

                                本館 看護職   桶田 輝枝