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 医務が関わるケアで「ひとりのいのちにみんなでよりそう」場面に、看取りがあります。
様々な場面で、多職種間の情報共有やケアの統一は重要です。そのなかでも看取りでは
全職種が、今その方がどういう状況にあるのかをしっかりと把握し、
全員が統一されたケアを行える必要があります。

 看取りのケアを通して、その人らしい最期が迎えられるようなケアを全職員で考え、
共有していく難しさを感じる時があります。しかしその中で、その人の尊厳を守り関わっていくことの
大切さを再確認でき、日々努力しなければと考えさせられます。
 また、看取りケアはご本人だけではなく、家族を含めたケアが大切です。家族も入居者本人の体調の
変化に合わせ、様々な心の変化がみられます。日々の心のケアや看取り後の後悔が無いよう、家族への
声かけや傾聴等、看護師としては日々の状態の変化を適宜説明していく重要性を感じました。

 自分の中でも、看取り後に「もっと何かできたのではないか」、「あの時なぜ変化に気づけなかった
のか」 というような気持ちになる時があります。そのようなことが無くなるよう、看護師に必要な、
知識・技術・態度を高めるために自己研鑚に努めていきたいと考えています。

                                               医務 橋本 祐一