白川の里の実践ブログblog

今年の漢字

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 先般、2017年の世相を一字で表す今年の漢字が、『北』と発表されました。私自身の一年を振り返る漢字は『迷』でした。 思い返してみると今年の元日は失業中で、自分にはどのような職場が向いているのだろう…まさに迷いのスタートでした。 そして2月になって、某法人のある施設に就職しましたが、考え方や価値観の違い等からいま一つ職場に馴染むことのできていない自分がいて、このままで良いのだろうかと自問自答の日々でした。 そんな折知人の紹介で、10月1日から白川の里の職員として働くことになり現在に至っています。

 つい先日、ご自身の希望で当事業所を利用したいという方の自宅を訪問した時の事です。私が、「○○様はなぜ白川の里を選ばれたのですか?」とお尋ねすると、その方は「この前おたくのショートスティを利用したとき、家庭的な雰囲気で職員さんも優しくて安心して過ごすことが出来たから…」とおっしゃいました。私はその言葉を聞いて、まるで自分のことを褒めてもらったような気持ちになり、心の底から「嬉しい!」と感じました。そして自然とお礼の言葉が出てきて、その後の話もスムーズに進めることが出来ました。

 私はこの出来事を通して、「職員一人ひとりの言動が施設全体の評価に繋がる」ということを改めて認識させられると同時に、最初はどことなく第三者的な自分だったのが、いつのまにか白川の里の一員となり“仲間”になっていたことにふと気づかされ、ここに就職してよかったと思いました。

 就職してまだ3ヶ月あまりで、慣れない事も多く、戸惑いを感じることも多々ありますが、一つだけはっきり言えることは、私の気持ちが『迷』から『確』へと変化しつつあるということです。

 今年の締めくくりの時期にこのような体験ができ、ようやく色んな『迷』から脱することができそうな予感。2018年が良い年となりますように…٩꒰ ๑′◡͐`꒱♡ 

                            白川の里 居宅介護支援事業所

                               介護支援専門員 西幸子