先日、ご入居者の通院時の出来事です。待合室で一人の男性から「先生」と声を掛けられました。
顔を合わせた瞬間、私は驚き
「あらーお久しぶりですね。お元気そうで何よりです」
と言葉を交わしました。
その男性は21年前、学生の頃に伺った実習施設のご利用者。
2週間の実習ではありましたが、私のことを覚えてくださっていた嬉しい気持ちとともに、
実習中のご利用者とのコミュニケーションや施設と地域との関わりなどを学んだこと、
そして、「福祉を学んで良かった。福祉の仕事に就こう」と決意した当時のことを思い出しました。
白川の里に就職して20年が経ちました。
福祉を取り巻く制度は大きく様変わりしましたが、福祉の本質は変わりません。
「ご利用者の尊厳を守り、幸せな暮らしを実現すること」
そして21年前の決意を忘れず、自分の職責を果たしていこうと思います。
施設福祉課 課長補佐 大保 透