若草学園の実践ブログblog

子どもと共に育つ

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私には、8歳になる可愛い娘がいます。(皆さんも同じでしょうが、お腹を痛めて産んだ我が子は宝物ですよね♪)

赤ちゃんの時から、抱き上げると反り返ったり、抱っこのしにくい子どもでした。その時から、「ん?なんか気になるぞ!」とは思いながら関わっていました。そして、歩き出した1歳の時・・・私の予感は的中し、子育ての試練は始まりました💦全く手も繋げず、見えたものにすぐに反応し、一瞬でどこにでも走って行ってしまう状態だったのです。どこにでも行ってしまうので、買い物に行っても何も買えずに帰る事もしばしば・・・。

割とポジティブな私はこの時、心の中で目標を決めました!「何年かかってもいい!この子といつか手を繋いで笑って買い物をしてみせる!」と。それからは、一緒に行かない事には経験が積めないので、買い物にも積極的に連れて行きました。(どうしても余裕のない時は、周りの人に甘えました♪頑張り過ぎは心が弱りますからね!)初めの頃は、「5だけママと手をつないで歩いてね。」から始め、すぐには出来なかったので、何度も繰り返し伝えました。出来たら「出来たね!凄いね!」と褒めました。出来た事を褒めて、次は「10だけ手をつないでね!」と少しずつ課題のレベルを上げていきました。それからの事を語ると、色々ありすぎてここには書ききれないので、結論だけ書かせて頂くと・・・「手を繋いで笑って買い物ができた~」と本当に感じたのは、娘が5歳の時でした

「やった~!!」と笑いながら泣けてきたのを今でも思い出します。ここまで来るのに4年!周りを見れば、手を繋いで親子で笑って買い物をするなんてくらいの事、1歳の子どもでも出来ている子どもは出来ています。それくらいで喜ぶなんて・・・と思われるかもしれません。しかし、私にはとても大きな出来事でした。

「これで大丈夫!」と感じたのもつかの間・・・次の試練が💦

毎年、お呼ばれしているパーティーがあるのですが、5歳になっても席にじっと座る事が出来ずウロウロ・・・。

周りの人からは「元気なお子さんね!」と言われ、心の中で「それは褒め言葉じゃないでしょ💦」とちょっと素直になれない自分も確かにいました。ろくに食事もできず、会場の外で娘と遊んで過ごす事が続きました。しかし、買い物の時と同じように、「年に1回のパーティーに向け、今のレベルに合った課題を与えて一緒に取り組んでいきました。焦らず私たちのスピードで・・・」そして今年!なんと!私たちの努力が実ったのです!私の横の席でじっと座って、長~い話を聞き、落ち着いて食事をする娘がいたのです

子育てをしていると、1つ何かをクリアすると、成長と共に、また新たな課題が出てきます。これは、子どもが大人になるまで続いていくのでしょう・・・きっと。

考えると気が遠くなりそうですが、私は、その時その時、周りに相談しながら自分なりに関わった事で、自分自身の考え方がポジティブになったり、娘のちょっとした変化に気付けるようになったり、課題に対する向き合い方の技術がほんのちょっとかもしれませんが上手くなっている様な気がします。そして、何より周りの人に優しく出来る様になりました。私が選んだこの仕事にも、とても役立っています。悩んだ分、自分も成長できるのが子育て?

だから、大人もスモールステップで良いと思います♪人間力を高めていけば必ず成長できると思っています。

「とってもお利口だったね!ママ、嬉しいよ!」とウルウルしながら、ぎゅっ~として娘に言った時の、娘の笑顔を一生忘れる事はないでしょう!娘が産まれて丸8年になりますが、確実に親子で一緒に笑える回数が増えています。それは幸せが1つずつ形になっているという事だと思っています。幸せは目には見えません。心で感じるものです。だから伝えるのは難しいですが、「笑顔」が1つのキーワードかな?子どもが心から笑っているのか?表情を見るのも大切ですね。

上手く伝える事は出来ませんが、「子育ては、焦らず1歩1歩」「周りと比べない」「自分たちのペース」だと思うのです。だって、性格・生活環境などなど・・・全く違うのですから♪比べても答えはでないはず・・・。

ではでは、今年も(新しい年号は何だろう・・・?)皆さんと泣いたり笑ったりしながら、子ども達の為に踏ん張っていきたいと思います。

今年も、いっぱい笑うぞ~

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 E・Ⅽ