ある朝の出来事です。
「皆さん、朝食です。食堂に入りましょう。」と言う放送が聞こえてきた。
まだ起きていない○○君が居た。(朝起きが苦手な○○くんです。)
そんな中、
①高校2年の男の子は○○くんに声を掛け、トイレに一緒に行き、洗面所で一緒に顔を洗い、食堂に一緒に来てくれた。
○○くんが高2の男の子と心を通わせ行動を共にしている姿は言葉ではない意思疎通に感動した。
朝食後、高2の男の子に聞いてみた。
「今朝の○○くんと一緒に行動できていたね~何で?」と質問すると・・・
返事は「学校で同じクラスだからじゃ~」と返ってきた。
「言葉のかけ方も上手かったね~」と言うと
「先生達の見とるけんね・・・」と笑っていた。
②高1の男の子は手を引いて小さなお友達と一緒に食堂に入ってきた。
高1の男の子が「ふりかけどれにする」と言うと一緒に選び、「ごはん食べよう」と言うと一緒に食べ、「綺麗に食べてるね」と言うと一つも残さず食べてしまう。
高1の男の子の声掛けに心を通わせ、私達職員も助けてもらう事もある。
③高等部女子:2才11か月の子と5歳の子と一緒に手をつないで一緒に入ってきた。
エプロンを取り、手を洗い、椅子に座るこの一連の流れに小さい子どもたちは安心したように表情を和ませる。
①・②・③いずれも生活を一緒にしている中での一コマだが、子ども達の世界には子ども達の無の空気で繋がっている所があるんだと感心させられる一場面でした。
日々の生活の中で感心させられる事ばかりだ。子ども達から勇気と元気を貰って毎日仕事ができています。
子ども達に感謝・感謝だ!!
入所部 中林尚生