今年最大級の台風接近の中、ぎりぎりまで開催が危ぶまれた若草学園秋祭りが、12日無事行われました。
当日も怪しい雲行、風にひやひやしながら最終準備をスタッフ一同で悪戦苦闘していました。そこへ力強いボランティアさんの方々が登場され一気に会場も活気づき祭りは始まりました。
~令和から始まる~「広げよう!明るい輪!地域の輪!」というスローガンの元
入所の子ども達も心待ちにしていた秋祭り、思い思いの仮装をして食バザーやゲーム・金魚すくい等楽しめました。
自主的に練習してきたダンスも本番に強いと自称していただけに感動しました。観客の方も「すごいですね、誰が教えられたのですか?」と聞いて来られました。
そして、最後のお楽しみ抽選会の時間です。
子ども達の視線は、景品にくぎ付けでステージに上らんばかりの勢い、真剣なまなざしで集中して番号を聞いていました。次々と番号が呼ばれ、当選者は、大喜びです。
最後の自転車まで行かない時間に一人の男の子が大泣きしていました。その理由は、
「あたらんだった~」「あれがよかった~」としきりに言って「園長先生に言うもん」等
景品への思いを切実に訴えていました。大きなくまのぬいぐるみです。それがほしかったようでスタッフに「園長先生に言っとくからね」となだめられながら涙を拭いていました。あたらなかった矛先が、なぜか園長に?
抽選会をそこまで真剣に楽しんで?くれ、うれしく思う反面切なくもなりました。
「来年こそは!」とはずれた皆さんは思われている事でしょうか?
台風も心配された秋祭りでしたが、みんなで楽しみ、笑い、子ども達にとっても秋の素敵な思い出になった事でしょう。
無事に終える事が出来たのも計画・準備・実行と全職員で力を合わせ知恵を出し合い、成功させようと思う気持ちが一つになったことです。そしてそれを支えていこうと腰を上げて頂いた地域の方々、足を運んでいただいた観客の皆様のおかげです。心より感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
入所部 山下