若草学園の実践ブログblog

目配り・気配り・思いやり

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今回の台風19号により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、全ての被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。

今回の台風19号は、日本の広い範囲で想像を超えるような被害をもらたせました。あの日、台風から離れた大津町でさえも、かなり強い風を感じました。

天災は無いに越したことはありませんが、いつ誰に起こってもおかしくありません。

こういう時こそ思いやりの気持ちを持ち、助け合うことが大切ですよね。

熊本地震の時、皆さんはどれだけの人に助けられ、どれだけの人の言葉に救われましたか?

私が住んでいる地域では一週間程、水も電気も止まりました。朝から近くの湧水を汲みに行き、生活用水として使い、夜は車中で過ごしました。普段通勤として通っていた道は無くなり、片道40分だった通勤時間は1時間20分に。往復で約3時間程。携帯の電波も通じない、雨が降れば霧で視界が悪くなる道を、約4ヶ月程通いました。慣れない生活や不安もあり、正直、何度も心が折れそうになりました。

でもおひさまに行けば、大好きな子どもたちに会える、先生たちに会える楽しみがある、そのことを励みに私は乗り越えることが出来ました。

時間が経つうちに通れる道も増え、以前通っていた道は復旧するまでにあと数年かかりますが、以前と通勤時間も変わらなくなりました。生活も元通りになり、当たり前に感じていたことが、実は当たり前ではなく有難いこと、幸せなことなんだと感じました。

 

おひさまには目につく場所に【目配り・気配り・思いやり】が掲示してあります。

 

 

 

写真は冷蔵庫に貼ってあるものですが、目につきやすい場所に掲示してあることで、ふとした時に目に入り、意識することが出来ます。

人と関わる職業は、より目配り・気配り・思いやりが大切になってきます。

普段から意識することで、子どもたちの小さな変化にも気付ける力に繋がっていきます。

「髪切ったね!似合ってるよ」「大変そうだね。手伝うよ?」「体調悪いんじゃない?大丈夫?」等、大人同士でも些細なことにも気付いて声をかけてもらえるだけで、心が軽くなったり、温かくなることってありますよね。

目配り・気配り・思いやりが出来る人になりましょう!と言われるより、自分で意識して動く方が力になるように思います。

これからも【目配り・気配り・思いやり】を大切に過ごしていきたいと思います。

 

先ずは被災地の被害状況が把握され、一日も早く復旧・復興が進むことを願っています。

私も自分に出来ることを見つけていきたいと思っています。

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 宇藤