若草学園の実践ブログblog

もちつき~給食室編~

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 今月の初めに、毎年恒例のもちつきを行いました。

 

給食室では、前日から準備に取り掛かりました。5キロのもち米を洗米し、一晩水につけておきます。今年は、3グループに分かれて餅つきをするため、もち米も3回に分けて洗米・浸水し、当日は10時開始に合わせて蒸しました。以前は、蒸し器で蒸していましたが、蒸し器が古くなったこともあり、うまく蒸しあがらなくなったので、スチームコンベクションという普段の調理でも大活躍の蒸し物、焼き物のできる便利な機械を活用しています。

当日にする仕事は、もち米を蒸す以外にもたくさんあります。まず、臼・杵の洗浄、杵を浸しておく熱湯を大量に沸かします。その他にも、出来上がったお餅にトッピングする材料の準備です。今年も、大根おろし、あんこ、きな粉、焼き海苔、納豆、さとうじょうゆ、しょうゆなど多くの食材を用意しました。もち米の蒸しあがりには30分ほどかかるため、餅つきの進み具合を見ながら、もち米を蒸します。それと平行して、昼食の豚汁の用意、夕食の切り込み、翌日朝食の準備と役割分担をしながら行います。

餅つきは、食堂に面した中庭で行われるので、準備をしながら子どもたちの楽しそうな声とお餅をつく音が聞こえてきます。まだ12月初めですが、もう年末が近づいてきたなあと感じました。

今年出来上がったお餅は、過去最高にいい出来上がりで綺麗に仕上がっていました。

当日は園長先生も子どもたちと一緒に餅つきをしておられ、「日本の伝統行事である餅つきを経験することが大事です。」といわれていました。一般の家庭では、餅つきをする機会が減っている中で、学園の子どもたちは幸せな経験となったと思います。

                       

 入所部  厨房 前薗