若草学園の実践ブログblog

縁の下の力持ち

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縁の下とは家の床下部分を示す言葉であり、そこに支えが無ければ家はたちまち崩れてしまします。これは、一般の家でも、立派なお屋敷でも全て同じです。どのような場合でも床下に支えがなければ家として成り立ちません。床下は目立たない場所で、場合によってはその存在すら気にしない人もいます。しかし、知られていない・目立たない=重要ではないではありません。目だたなくても欠かす事の出来ないものはたくさんあります。私達が働いている周りにもそのような存在は多くあります。例えば総務の方々の仕事は表だって目立ちませんが、子どもの支援に関わる金銭の取り扱いや、もちろん、私達の給与の計算・電話のやりとりなどあらゆる場面で支えてもらっています。そのような視点から考えて私達支援員は子ども達の縁の下の力持ちになっているのでしょうか、ややもすると目の前の業務に追われ、又、自分の立場で物を考え、もしかすると見失ってはいないでしょうか。子どもの本当の思いや考えを……❤

新しい年が明け子ども達の大半は保護者のいる自宅へ外泊していますが、10数名の子ども達は園で過ごしています。そんな子ども達にとって、甘える事ができたり、成長し旅立つまでは頼れる存在として、子ども達の縁の下の力持ちとなり見守って行ければと思った  新年のスタートでした。

 

入所部 看護師   米村 郁子