若草学園の実践ブログblog

変化の兆し

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以前、このブログに書かせて頂いたAさんとの関わりで嬉しい出来事がありました(^^♪

 

Aさんは、昨年4月からクラスのお友だちやスタッフも変わり…と全く教室の雰囲気が変わり、活動プログラムに参加されることなく心閉ざされていました(*_*;

 

まずは、心の扉を開いて頂けるように、Aさんを理解することから始めるようと思いました。こういったことに対して「どう対応するか」がもっとも気になる所・・・?ではありますが、どう対応するかの前に、どう理解するかを考えたいと思いました。理解することだけでは、何も変わらいと思うかもしれません。でも、理解できることは、支援につながるのでは(・・? だから理解するこで、支援の第一歩になるように…と信頼関係ができるように関わって来ました。

 

まずは、来所され教室に入って来たら、「こんにちは」と目👀と目👀を合わせての挨拶を目標に始めました。目標達成の第一歩として「ハイタッチ」ができることを目指して頑張りました。徐々に、こちらの声かけや挨拶に対して「ウンウン」とうなずくようになってきました。

 

やった~~~!(^^)! やった~~~!(^^)!と嬉しかったです(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

次は、活動プログラムに参加できないことが続いていた為に…..と、学校へお迎えに行ったスタッフに、事前に活動内容を車内で伝えることや、視覚的支援をして伝える様にしてきました。

半年が過ぎても、なかなか心の扉を開いてくれることなく😢心を閉ざしたままの日々が続きました。

 

スタッフ間で「あ~でもない? こうでもない?」と…..💦 毎回毎回、話し合いをしてきました。

 

半年が過ぎた頃に、Aさんの姉Bさんが、フリータイムの時でした「先生、ウノしょう☺」の何気ない気かけからでしたが、1日の活動が終わりフリータイムになった時に、1人のスタッフが「ねえ~ねえ~☺ ウノをしょう!!」と声かけをしました。Bさんが「う~ん。しょう」とAさんも一緒にウノ遊びを、毎回フリータイムの時間でやる習慣になりました。毎回負けているスタッフより「今回こそは勝つからね!!」と会話を重ねたことで、Aさんも初めは投げる様に連絡帳を渡したりしていましたが、最近ではスタッフの横に来てツンツンと合図をし、手渡ししてくれる等、少しずつではありましたが、心を開いてくれるようになりAさんとの距離が縮まるのを感じました。

 

今週の活動では「穀物のより分け」を感覚統合として行いました。中身の見えない箱のに手を入れて、指先の感覚に神経を集中し、大豆・小豆・ひよこ豆・金時豆やゴム玉・ビー玉の大小をつまんだ指先の感覚でより分けをして、音の聞き分けもしました。いつもBさんの隣で一緒に活動に参加されていたAさんが、な・なんとBさんが一緒でなくても1対1でスタッフと一緒に活動に参加し、真剣に触感を確かめたり、豆の音を聞き分けようと集中して「穀物のより分け」を楽しんでいる姿が見られて嬉しく思いました。

 

子どもたちを支援するために、できないことがすべて課題になるわけではない。発達全体の中で何を課題とし何を支援の対象とし、何を本人の得意なものとして伸ばしていくか。1人1人について、考えてきてまいりました。

今後も、あせらずスモールステップで支援をしていきたと思います(^^)v

 

 

 

若草学園 通所部

放課後等デイサービス おひさまぷらす

森崎