気付けば3月も終わりに近づいてきました。
月日が経つのを年々早く感じるのは私だけでしょうか?笑
先月の事業所説明会では、お忙しい中、たくさんの保護者の皆様にご参加頂き、ありがとうございました。
今回は、説明会で児童発達支援事業の説明の中で、江藤から話がありましたぬいぐるみのことについて、自分の体験談をお伝えさせて頂きます。
私は一人っ子ということもあり、家でのごっこ遊びの相手はリカちゃん人形や動物のぬいぐるみでした。たくさんあるぬいぐるみの中でも、あるネコのぬいぐるみがお気に入りで、トイレに行く時もご飯を食べる時も寝る時も一緒でした。
私は家の中で遊ぶことが好きで、よくお話を考えて絵本を作っていました。
お友達(2〜3人)と遊ぶのも楽しかったのですが、大人数で遊ぶのは苦手でした。
というのも自分の思いを伝えるのが苦手だったからというのもあります。
(何かを聞かれても、何て答えていいか分からない、恥ずかしい・・・。)
(こう言ったらどう思われるかな・・・。)
なので、保育園にはもちろん行きたくなく、年少から年長までの3年間毎朝泣いて通いました。
お昼くらいまでなかなか涙も止まらず、止まっても何かあるごとに涙が出て・・・お迎えの時間が待ち遠しかったのを覚えています。
そんな時は、ロッカーにある自分のカバンの中を覗きにいくのです。
なぜなら、カバンの中に大好きなネコちゃんがいるから♫
毎日泣いて保育園に通う私を見て、家族もどうしたものかと思い、「いつでも傍にいるから寂しくなっいよ。何かあったらネコちゃんを見て元気だして」と、カバンに入れて通うことを許可してくれたのです。
1日に数回こっそりネコちゃんの顔を見ることで頑張れました。
そんなネコちゃんも小学生になってからは、お友達に見られたら恥ずかしい、学校には持って行ったらいけないと思い、お家でお留守番。家にいる時間以外は一緒にいなくても過ごせるようになりました。
そして成長と共に、お友達と過ごすことが楽しくなり、好きなこと、夢中になれることが見つかりました。
今はあの時、無理に離さず、保育園に一緒に通う私を見守ってくれた家族に感謝しています。
大人になってからも未だに不安が強く、人前に出ることも話すことも苦手な私ですが、あの時があったから今の私があるのだと思います。
保護者の方も、タオルがなかなか離れない、指しゃぶりをやめさせたい等、色々と悩まれていることもあると思います。
でも無理に離そうとしなくても、徐々に離れる日がやってきます。
その時期に関わる人や環境によっても大きく変化しますが、少しずつ少しずつ・・・。
焦らずゆっくり丁寧に関わっていくことが大事です♫
私にとって、なくてはならなかった心の友のネコちゃんも、今では大事な思い出のネコちゃんです♡
いい思い出として、これからも大事にしまっておこうと思ってます♫
↑ちなみにこのネコちゃんです。もう30数年経つのでボロボロです💦
でもこのネコちゃんのおかげで今の私がいます。いつも傍にいて支えてくれてありがとう♡
児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 宇藤