若草学園の実践ブログblog

放課後等デイサービス リーライズより

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放課後等デイサービスリーライズに5月から勤務することになり、正直わくわくした気持ち・不安な気持ちで一杯でした。しかし、出勤初日でその不安も吹き飛びました。それは、「え?だれですか?」と何人もの子どもが話しかけてくれたからです。

現在7カ月経ちますが、子どもの表情・言葉・しぐさ・視線に気を張りながら、話すように心掛けています。

A君は、当初療育活動は「しない」と話してくれました。それは、活動内容が嫌だったのかと感じました。嫌だった理由は教えてくれませんでした。施設長や職員に相談したり、スキルアップ研修を通して、気づいたことがありました。それは、その日の学校生活や家庭、送迎中、友達関係をちゃんと把握しておくことが大事だと感じました。「嫌だ」という言葉の裏には、色々な背景を見なくてはならないし、A君の得意なことを見逃してはいけないと感じました。

八月の療育キャンプでA君の大きな成長を見て、刺激を受けました。それは、初めて会うお友達・おひさま放ディの関わり方でした。初めは、「療育キャンプいかんし」とA君から聞いていました。しかし、同じ部屋に泊まるお友達と笑顔で過ごし、自分から進んで会話している姿があったからです。夜の消灯まで友達と仲良く話していました。この初めての泊りで知らない人と過ごす時間はすごい貴重な時間だったと思います。もちろん、お友達とも喧嘩することもありましたが、ちゃんとA君は自分の意見を教えてくれました。

その時に、どのような言葉を伝えれば、良かったのか分かりませんでしたが、帰って施設長の話を聞き、喧嘩の原因も分かり、療育に対しての深さを感じていきました。

一人の子どもと向き合うとき、すごいエネルギーを使います。それは、自分の五感に働きかけ、常に子どもの目線に立ちたいからです。職員同士での情報共有や保護者から聞く子どもの家庭の様子や教育の日の訪問時の子どもの様子を見て、職員それぞれ受け取り方や感じ取り方は違うと思います。しかし、子どもの為に何かしたい・子どもが「なんかリーーライズに来ると出来るんだよね」と言ってもらえるように日々職員と意見の交換をしています。

子どもが、「できた」と思える体験をどんどん増やしていきたいと思います。

 

若草学園 通所部 リーライズ 田島