6月に入って学校が再開となり、慌ただしくも久しぶりの日常に懐かしさを覚えたのは自分だけでしょうか?(笑)
自粛期間も開けたかと思ったら、梅雨となり屋内で過ごす時間にあまり変化はないかもしれませんが、「外出ができる」ということだけでも気持ちが違いますね。学園でも毎週末に行っていたおやつ買い物学習が再開となり、子ども達の表情の違いを感じています。
先日、屋内でおもちゃで遊んでいた小学生の男の子達との出来事。片付けの時間を約束し、タイムタイマーをセット。そして、片付けの時間になり
「遊んだ人みんなで片付けようねー」
と声をかけると
「オレ途中で抜けたから!片付けは最後まで遊んでた人ね!」
と後片付けを避けようと…。最後まで遊んでいた子は落ち込みながら片付けを始めたので、
「○○君さすが!片付け上手だから手伝うねー」
と言うと表情も戻り笑顔で片付けてくれました。その声掛け後に
「僕も上手だし!」
と数名戻ってきて片付けを始めてくれ
「ありがとー、じゃあこっち側してねー」
と言うと張り切る子ども達。しかしまだ全員ではなかった為、次の手!
「片付け競争しよー誰が1番多く片付けるかなー、1番はもらったー!」
と大きめの声で言うと次々と片付け競争に参戦する子ども達。気付くと遊んでいた全員が夢中で片づけを始め、さっきまでの空気はどこへやら。しかし、急ぐあまり雑になってしまいそうに…。そこで
「はい、じゃー○○君達チームはこの箱に戦隊の入れてー こっちのチームはライダーベルトをこの箱ねー 先生はプラレールするー」
いつの間にか全員で片付けを行い、綺麗に後片付けを終えることができました。
「みんなでしたから早く終わったねーありがとー」
と伝えると
「自分たちが遊んだからね!」
と満足げな表情の子ども達。
(別の日はこの方法は通じませんでしたが…)
声掛けや促し方ひとつで子ども達の行動が変わってくる為、日々新たな言葉の引き出しを見つけていかなくてはと改めて感じた出来事でした。
(外出可能になってからは本屋さんを何軒もはしごし、専門書探しの休日です笑)
入所部 後藤