長かった梅雨も明け、本格的な夏を迎えようとしています。
今年は新型ウイルスの脅威から始まり、熊本県をはじめ各地で大雨となり、甚大な被害がでています。そのようなニュースが流れる度に心が痛みます。もうこれ以上何も起こらないで欲しいと願うとともに、被害にあわれた皆様に、お見舞いと一日も早い再建をお祈りいたします。
ところで今回は、ある日の出来事を少しお話したいと思います。
その日は一日大雨で、私自身の気持ちもなんだか晴れずにいました。夕方から少しずつ雨が上がってくる頃にその日の業務を終え、帰宅しようと車で駐車場を出たところで、道路の反対側に同じクラスのA先生がいらっしゃいました。
A先生は私に向かって、何かを指さし伝えられているようでしたが、何だか分からずそのまま車を走らせていましたが、しばらく走っていくうちに、何かあったのかな?忘れ物したことを伝えたかったのかな、トラブルでもあったのかな、と段々気になって引き返すことにしました。駐車場まで戻り、A先生に、「先ほど指さしておられたようですけど、何かありましたか?」と尋ねてみました。
するとA先生は、「先ほど、あそこに虹が出ていましたよ、何かいいことあるかもしれませんね」と言われました。
それを聞いて、私はハッとさせられました。
コロナ、自粛、など目粉しい中で、なんだかほっこり、いい気持ちになりました。
私は虹に気が付いていませんでしたが…(笑)
こんなご時世でも、目は見えない、気付かないだけで、あらゆるところにほっこり幸せな気分になれるコト、モノ、景色は転がっているのかもしれません。
“ほっこり”を見つけて、誰かと共有できること。それはかけがえのないことだと改めて考えさせられました。
見つけてほっこり、誰かとほっこり、幸せの共有とはこういうことなのだと思いました。
そして、そう感じられるには“タイミング”(=条件)、“受け取る側の状況”(=心の目)が支援者として大切なように思います。
今は“人との接触8割減”と言われていますが、直接会えないこんな時だからこそ、電話やLINEなどを通して、何気ない会話や写真のやり取り…など、人とのつながりを持つ必要があるのかもしれません。
つながり方(方法や手段、頻度、距離感など)は人それぞれ、多種多様であっていいと思います。
災害時にあるように通信技術が発展した現代だからこそ、救われ、助け合うことができることもあるのではないでしょうか。ただ、24時間365日、つながりが可能である分、モラルやその使い方には気を付ける必要があり、近年の社会問題となっていることも確かで、考えさせられる問題です。
“今だからこそできるコト”を考え、行動に移していかねば!と奮起した出来事でした。
放課後等デイサービスおひさまぷらす
守田