若草学園の実践ブログblog

7割で褒める

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冷たい心地よい風を感じる季節になりましたね!

 

ある日、「7割で褒める」ことでやる気を出す能力が育つという記事を目にしました。

何事をするにも自己肯定感が不可欠です。

自己肯定感を高め、自信をつけさせるためには、その子の過去と現在を比較し向上した部分を具体的に褒める事が重要である。とあり、例えば、今まで汚かった部屋がちょっときれいになってきた場合、「最近部屋がきれいだね」と伝える事は、「整理整頓しておくことは、プラスである」という価値観を伝えることになります。

褒めるという事は、価値観を伝える事でもあるので意識して褒めていかなければならないのです。

 

確かに「子は親を見て育つ」と言いますよね。

 

学園で生活している子ども達にとって半分は親代わりの私たちは、子ども達の過去と現在を比較する事が出来ます。

「前はできなかったのに、こんなことが出来るようになった」と具体的に褒める事も出来、自己肯定感を高め、やる気を出す能力を引き出すことも出来るのです。

「7割で褒める」ということは、完璧な大人の価値観で判断せず、たとえば、「四角い部屋を丸く掃除して!」など言われたらやる気0になってしまいますよね。

 

減点法ではなく、7割出来たことを褒め、その先で1点だけアドバイスをしながらやる気と成長を見守っていきたいと思います。

 

                      入所部 山下