若草学園の実践ブログblog

「読書の秋」

カテゴリー:若草学園の実践ブログ

 

 

新しい生活様式になって休日の過ごし方も随分我が家は変わりました。

人ごみを避け、今までより子どもと向かい合う時間が増え、親としては子どもの利益の為一生懸命ですが・・ストレスを感じることも増えてしまいました。先輩方や母に相談すると「あっという間に過ぎるから今を大事にしたが良いよ~」「今が一番良か時だけん」等ありがたい助言を頂くのですが・・1日1日が精一杯でなかなか言葉が納得できない状況でしたので藤原和博さんの「父親になるということ」(子育て本)を読んでみることにしました。そこには主人公が子育てをとおして親となっていく姿や気づきが書かれてあり、特に印象的だったのが、つい言ってしまう「早くしなさい」「ちゃんとしなさい」「いい子ね」の言葉が子どもの個性を抑え込んでしまうことに気づかされました。子どもの立場からすると「何で早くしないといけないの?」「ちゃんとする?どんな意味?」「いい子て何?」   

確かに私が聞かれても即答できません(笑)

「大人が思う子どもにとって良い」と「子ども自身が良いと思う事の違い」の難しさを痛感しました。まずは自分に余裕を持たせ、子どものおかれている環境を理解し、考え方を柔軟にしなければ!と新しいやる気を頂きました。

最後に、法人本部で業務をすることになり9か月。もちろん今まで以上に関わる職員や業者の方々も増えました。この本で学んだように、「子ども」を色々な相手に言い換えても同じことが言えると思います。仕事をする上でも相手に対しての配慮(良かろうと思っていた事)が相手にとっては負担になったり不快に感じたりすることもありますので、日頃から相手のおかれている環境も理解し謙虚に取り組んでいこうと思います。

 

           若草学園 入所部 総務

           (白川園 法人本部)

             大田黒 美和