先日、大津町子どもの発達セミナーが開催されました。
今月は、「知的障がい、発達障がいの感覚を知ろう」~子どもたちにはどんな風に見えてる?聞こえてる?」と題し、熊本市手をつなぐ育成会の西先生にご講演いただきました。
講演では、実際にシングルフォーカス(一つだけに焦点を当てる)を疑似体験したり、
「ちょっと」「きちんと」という言葉を絵に描いてみる等、体験型の講演会で、とても楽しい内容でした。
講演会の中で感じたことは、私たちが日常生活の中で使う「ちゃんと」「ちょっと」「そこらへん」等の、曖昧な言葉は、何らかの障がいがある人達にとっては、何のことを言っているのか分からない言葉になってしまうことです。曖昧な言葉を具体的に、相手が理解しやすい言葉に置きかえることが大切であると改めて感じました。
福祉の現場で使う専門用語なども、理解しやすい言葉に置き換えたり、具体的な例を挙げて話をすることでイメージしやすくなり、相手に寄り添った伝え方や言葉の選び方を考えながら伝えていかなければならないと感じました。
講演会の最後に出てきた「DEVELOP」を心がけて、相談業務をおこなっていきたいと思いました。
「DEVELOP」
D…Decrease(減らす)
E…Easy(無理なく)
V…Visual(視覚を使う)
E…Environment(環境を操作する)
LO…Low Stimulation(刺激を少なく)
P…Predict(予告する)
相談支援センターいちばん星 大野