若草学園の実践ブログblog

新年のご挨拶

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あけましておめでとうございます。

保護者の皆さま並びに関係機関の皆さまにおかれましては、新春を晴れ晴れしい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。

 

 毎年、1年の始まりには目標を設定するようにしています。本年も新型コロナウイルス感染症の対策をはじめ、施設整備等のハード面と療育等のソフト面に関する環境整備等々…課題は山積です。

 2020年は、職員一人ひとりが、子どもと関わる場面一つにおいて、声かけの内容・立ち位置・タイミング・手を繋いでいるときの握り方や目線のやり方・・・など、全てにおいて、その子の課題と出来る力に応じたエビデンスのある意図的な関わりをしていくことを目標としていました。

 この目標を達成するために、言語聴覚士と臨床心理士を仲間に迎え、新年度をスタートしました。

 これまでの保育士、児童指導員、音楽専門、アート専門スタッフ等による見立てに加え、セラピストによる専門的な知見により、日々の療育を深めていく体制作りに努めることができました。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、各種外部研修は軒並み中止となり、外部からの評価や自己評価をする機会が少なくなってしまった2020年でしたが、大きな収穫もありました。

 

 家庭でも取り組める支援グッズの開発やICTを活用した療育など、コロナ禍で生まれた新しい療育システムの基礎を作ることができました。

 

 2021年も新型コロナウイルスの話題でスタートしていますが、コロナ禍で生まれた新しい療育システムをより充実させていくため、また、これからの新しい時代に向き合える力を付けていくため、まずは支援者がジグソーパズルのような正解主義の考え方から、レゴブロックのような状況に応じて修正していける情報編集力の高い支援者となり、子どもの発達段階に応じた創意工夫ある療育の提供ができる体制を目指していきたいと考えています。

 

 今年もスタッフ一同、利用される方一人ひとりの最善の利益を考えた、施設入所支援、通所支援、相談支援に努めて参りますので、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

 

児童発達支援センターおひさま

       河野 光輝