若草学園の実践ブログblog

今年度を振り返って・・・

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明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致しますm(__)m

 

昨年から、児発は新たな体制となり、より多くの子ども達、そして職員の方々と関わる事が出来ました。特に私自身児発3年目となり、利用してくれている子ども達への思い入れは年々強くなりました😊

 

今回は、一昨年の春からおひさまを利用してくれているKくんの成長について振り返ってみます。

 

Kくんは、注意欠陥多動性障がい、自閉スペクトラム症、精神発達遅滞との診断があり、現在5歳です。言葉でのコミュニケーションは難しいですが、こちらの発する言葉は理解をしており、ジェスチャーや表情などさまざまな形でコミュニケーションを図ってくれます。

 

利用開始当初は、日中、家以外の場所で過ごす事が初めてであったため、おひさまに慣れる事から少しずつ少しずつ関わってきました。初めの頃は、Kくんがなぜ泣いているのか、何を伝えようとしてくれているのかを上手く汲み取る事が出来ずに悩む事もありました。しかし、日々の職員間での支援の振り返りや、ご家庭との情報共有を積み重ねてきた事、そして何よりKくんの頑張りがあって、次第に信頼関係が築けてきました。

当初は、個別で過ごし、Kくんの好きな事や興味のある事を見つけ、それを介してやりとりを図る事から始め、慣れてきた頃にみんなと一緒のお部屋で過ごす練習(Kくんの表情や仕草をよく見て無理のない時間から始めていきました)、食事も、座って食べることが難しく、手づかみで食べている段階であったため、職員2人で、片方の職員がKくんと一緒に椅子に座り、片方の職員がスプーンでKくんの口に運んで食べる練習を短時間から始めていきました。Kくんの発達段階と状態に応じて、少しずつ関わりをステップアップ!保護者の方々もおひさまと同じ関わりを、と頑張って下さり、約2年…。

 

Kくん、本当~~に成長しました✨

現在は、みんなと一緒におあつまりから活動と椅子に座って参加する事が出来、何より音楽が好きなため、おあつまりのお歌を楽しみにしてくれていて、手遊びの真似っこも上手にしてくれるようになりました♪楽しく参加している様子を見ていると、成長を感じて目頭が熱くなる瞬間が何度もあります。食事面でも、自分で食べ終わるまで座ってスプーン・フォークを使ってしっかり口に運ぶ事が出来るようになりました。(現在手首の返しがまだ難しいため、自助食器を使用しています😊)

年度の終わりが近づいてくると、改めて子ども達の成長や頑張ってきた姿を振り返って、とても温かい気持ちになります💛いつもパワーの源になってくれ、幸せを運んでくれる可愛い子ども達に心から感謝しています。今年度も残りあと3か月となりましたが、子ども達の成長に携われる時間を大切に過ごしていきたいと思います😊

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 奥村