若草学園の実践ブログblog

いつもと変わらない事の大切さ

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昨年はほぼ毎日“コロナ”という3文字を聞かない日はない1年でした。

 

初めて体験する「パンデミック」まるで映画の世界のような感じでしたが、慣れて来ると、自粛疲れもあるのか規制が緩和されると同時に日常が戻り、その結果、第2波、3波と感染は拡大しています。ただ、例年だったら今が流行期のインフルエンザがほぼ聞かれません。マスク・手洗い・嗽・そしてお家時間が定着した結果でしょうか、そこは定かではありませんが、ある意味喜ばしいことです。「コロナ」も数年後にはそのような“風邪”になっていくのでしょうが、まだまだ勢いは収まらず、延期になっているオリンピックもどうなる事か予測できない状況です。1年前までは考えられなかった 日々、今あらためて、いつもと変わらない日常がどんなに幸せなことか痛感させられます。

熊本地震・東北の大震災・そして水害と被災された方にメディアの方がマイクを向けると、ほとんどの方が「何十年生きてきて、初めての事です。こんな事が起きるなんて考えもしなかった」と答えられます。私自身、熊本地震の時はそう感じました、生きているうちにこんな体験をするなんて…と、人は人生のうちに色んな初めてを体験するという事を改めて感じました。まだまだ予測できない事態ですが、毎日を大切に、そして、たくましい学園の子ども達に元気を貰いながら過ごせたらと感じた1年の始まりでした。

 

 入所部  看護師  米村郁子