若草学園の実践ブログblog

1月誕生日会メニュー

カテゴリー:若草学園の実践ブログ

 今月の21日に、1月の誕生日会メニューを行いました。

今回のメニューは、オムライス・スープ・ミックスプレート、セレクトケーキでした。オムライスには、ケチャップで子ども達の名前を書き入れました。

 園児の中に、卵アレルギーのあるI君がいます。毎月の誕生日会のケーキは皆と同じものが食べることができないので、毎回手作りしています。食事も別メニューです。今回のメニューはオムライスだった為、卵は南瓜とじゃがいもをペースト状にして、薄いシートを作り、ごはんを包んでみました。ケーキは、立体のアンパンマンケーキにしましたが、他の子ども達も「今日のI君のケーキはどんなの~?」と興味を示してくれました。I君もケーキをアンパンマンの鼻からパクリ!喜んでくれました。

今月の誕生者の中に、ひのくに支援学校へ通う男の子が2名います。ひのくに支援に通う3人の子ども達は、他の園児より早く起床し、長時間自転車で登校します。暑い夏も寒い冬も、起床し、食事を食べにくる姿を見ると感心します。それだけでなく、「おはようございます」「ご馳走様でした」と挨拶をしてくれます。3人とも少し恥ずかしそうにですが、きちんと目を見てしっかりと挨拶をします。そんな姿を見ると成長を感じます。

 

3人のひのくに生のうち、2人は小学生の頃から知っている子です。小学生の頃は子どもらしく、色んなことを話してくれていました。中学生の思春期に入る頃には、話しかけても、寂しくなるような態度をとられることも多くありました。当時は、どういう距離感で接してよいのか悩むこともありました。ですが、子ども達も成長し、私自身も子どもが産まれたりと環境が変わり、感じ方や子ども達との接し方も変わってきたように思います。子どもたちが素っ気ない態度をとっても、話題を変えてみたり、面白い話をしてみたり。そうしていると、本音をぽろりと言ってくれることもあります。

 

入所している子ども達は、障がいの特性も育ってきた環境も様々です。子ども達と関わる中でたくさんのことを学ばせてもらい、楽しいこともたくさんあります。栄養士という職種上、直接子ども達の生活支援する立場ではありませんが、だからこそできる関わり方を今後も探していけるといいなあと思います。

 

入所部 厨房 大塚