若草学園の実践ブログblog

小さなチャレンジを見落とさない様に✨

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春らしい気候になり、過ごしやすい季節になってきました🌸

この度、ご入学・ご進級された皆様、おめでとうございます。おひさまにも、制服姿を見せに来てくれる子がいて、新たな場所で頑張る様子を嬉しく感じています✨

 

さて、今週のおもちのクラスでは、活動で小麦粉ねんど遊びを行いました!

スライムやねんど等の感覚遊びが大好きな子ども達。「小麦粉ねんどするよー!」と言うと、「やったー!」ととても興味を持って参加してくれました😊

 

小麦粉ねんどは、小麦粉に食紅をいれ、色付けを行い、塩を混ぜて、最後に少しずつ水を入れながらこねていくことでもちもちサラサラなねんどが出来上がります。

 

その工程の中で、水を入れると、こね始めはべたつき、手にくっつきやすくなります。子ども達の中には、その感触が苦手で、「嫌だあ…手洗いたい」と言う子もいます😖

 

A君は、手が汚れる事やべたべたした感触が苦手で、初めて小麦粉粘土の活動を行った際は、「手が汚れる!嫌だ!」と言っていました。その日は、まずは職員がこねているところを見せて、「ほら♬最後にはこんなサラサラで気持ちいいねんどになるんだよ」と伝えると、出来上がったものを触る事が出来ました✨

 

次の日、もう一度小麦粉粘土を行う中で、事前に「水を入れてこねている途中は、ベタベタして手にくっついて、嫌だなあ、洗いたいなあと思うかもしれないけど、最後まであきらめずにこねたら、こんなに気持ちいいねんどが出来るからね。」と伝えました。

材料を配り終え、「さあ!こねてどうぞ♪」と声を掛けました。なかなかボウルの中に手を入れないA君を見ながら、あえて声を掛けずに、心の中で「頑張れ😌」と応援していると、そーっと手を入れ、こね始める姿が…✨途中で手に粉がくっつき始めると、「うわー、手洗いたいなあ」とつぶやいていましたが、「A君が最後までこねて出来上がったねんど、楽しみだなあ♪恐竜とか作りたいなあ」と声を掛けると、もう一度こね始め、その日は完成するまでこねる事が出来ました😊✨

「よく頑張ったね!最後まで一人で出来たね✨」とたくさん褒めると、A君も自慢げに見せてくれました♪

 

苦手な事に挑戦する事は、大人の私でもとても勇気がいります。活動の中やそのほかの場面でも、きっと子供たちは沢山の勇気を出し、自分自身と闘いながら、チャレンジしている事があることを改めて感じました。どんな些細な事でも、その姿を見落とさず、チャレンジ出来た時には、沢山褒めてあげたいと思いました😊

 

 

児童発達支援事業 児童発達支援センターおひさま 東