若草学園の実践ブログblog

新鮮な気持ちで

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 若草児童学園の入所部に配属が決まり、働かせてもらうようになって1ヶ月ほどが経ちました。最初に子どもたちと会った時に比べ、子どもたちの色んな顔が少しずつ見えるようになってきたなと思います。この子にはこんな一面もあったんだ、この子に対してはこういう接し方も必要なんだな、と学び多い毎日です。今までの自分の日常には無かった感情になる事も多く、毎日新鮮な気持ちで子どもたちと接しています。

 私自身大学を卒業したばかりで、高校生の子達とはそこまで極端に年の差があるわけではないので、どうしても距離の取り方が分からず、線引きが難しいなと感じることがあります。最初は、心を開いてほしいという一心で、ついつい友達のような感覚で関わってしまい、それが今後の子どもとの関わりを難しくしてしまわないかな、と悩んだりもします。まだまだ子どもと関わり始めて1か月しか経っていないので、自分なりに子どもとの関わり方を模索しながら、周りの先生方にヒントをもらいながら、子どもとの年の差が比較的近いという点も強みとして生かせるような子どもとの関わり方をしていきたいです。

述べたように分からない事だらけで、不安な毎日ですが、子どもたちの行動、言動、表情が時に癒しとなり、頑張れています。今日は、シャボン玉で遊んでいる時、4歳の男の子Y君がキラキラした表情でシャボン玉を見ながら、一生懸命追いかけている姿にほっこりしました。いつもは、遊んでいてもすぐに飽きて、違う遊びを始めてしまうのに、シャボン玉遊びは「たのしいね~」と言いながら長い時間遊んでいたので、よほどシャボン玉に心奪われたんだろうな、と感じました。今日のような表情をもっと多くの場面で見られるように、子どもたちが色んな経験をする機会を作る一員に私もなりたいと思いました。それと同時に、そのような一つ一つの子どもたちの表情の変化を敏感に感じとれるような関わり方ができるよう頑張りたいと思います。

 

                                      入所部 山本