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今日もおひさまに来てくれてありがとう!

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「〇〇くん、〇〇ちゃん、おはよう!」
朝から登園してきてくれた子ども達との最初のやりとりです。
元気よく挨拶を返してくれる子、発語はなくとも目を合わせてくれたりタッチをしてくれる子、
うつむいて元気なさげな子…いろんな反応が返ってきます。
 
朝起きておひさまに来るまで、私たち大人もそうですが、
子ども達もいろんな出来事を経て登園して来ます。
朝から好きなご飯を食べてきてご機嫌な子もいれば、
楽しく遊んでいたところにおひさまの時間が来てモヤモヤな気持ちでいる子、
お家の人やお友達と喧嘩をして落ち込んで来る子、いろーーんな状況から登園して来てくれる事。
まずはその頑張りを認めたく、
「今日もおひさまに来てくれてありがとう!」の思いでやりとりする事を大切にしています😊
 
支援をする上で、子ども達一人一人に目標を設定し、
そこの達成に向けてチーム全体で関わっていきますが、
子ども達のその時の状態に応じては柔軟に考えていく必要があります。
 
大人も、体調が悪い時、何かとうまくいかない事が続く時、
ベースの状態が不安定だと何事も頑張る気力が半減してしまうと思います。
逆に、体調も良くて、ラッキーな事があった時にはなんでも頑張れる気持ちになると思います😊
 
児発の子ども達は特に、何かモヤモヤする事があっても、
それを相手に伝える事や好ましい形で表現する事が難しいです。
そこで、私たちスタッフが子ども達の状態を見たり、
やりとりする中で感じる力というものはとても大切だと考えています。
 
ベースの状態を無視した一方通行の支援では、子ども達も苦しくなってしまうので、
あくまでも、楽しく♪今日もおひさまに来て良かった✨
と感じて帰ってもらえるように支援する事を心がけています。
 
とはいえ、社会で生きていく力をつけていくためには、最低限頑張る事や、
より好ましい言動を伝えなければならない場面は発生してきます。
そこでいかにその子のやる気スイッチを押せるか…日々関わり方を模索しているところです。
 
おひさまで過ごす4時間の間に、
子ども達にとって何か1つでも学びとなる支援や関わりが出来る様に、
私も日々勉強していきたいと思います。
 
明日も大好きな子ども達の笑顔がたくさん見られますように😊✨
 
 
 
児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 奥村