若草学園の実践ブログblog

いろんな遊びを経験して✨

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今年度も残すところあと1ヶ月程になりました。昨年の4月から今日この日までのあずきのお部屋の子ども達の成長を振り返ると、みんな本当に成長しました✨

利用開始当初は、お集まりの時間、座って参加する事が難しかったお子さんも、この1年で沢山の事を吸収して、今ではみんな揃って椅子に座って参加している姿を見るとすごく感動します。

あずきのお部屋では、遊びを通してとにかく子どもたちがあらゆる経験を積む事、物事に触れる機会を作る事、興味の幅を広げる事などをねらいとしています。

Aくんは、戸外遊びに出てもいつも繰り返し繰り返し滑り台を滑って遊んでいて、遊びの幅がなかなか広がらないというお話しを、Aくんのお母様や園の先生からお聞きしていました。

利用開始当初、様子を見ていると、Aくんは確かにおひさまでも戸外遊びに出ると一直線に滑り台に走って行き、そこから繰り返し繰り返し滑って遊んでいました。他の遊びに誘っても、イヤだー!ぼくは滑り台ー!というお返事が返ってきていました。

そこで、次の戸外遊びの機会から、①ブランコ②砂場遊び③滑り台 等と時間を区切って他の遊びにもチャレンジできるようにスケジュールを組んでみました。イラストを描いてAくんに戸外遊びの流れを説明し、最後に滑り台の時間も作るからね✨と楽しみを保証した上で遊びを始めると、納得してくれました。

いざ、滑り台以外の遊びになると、砂場遊びではひたすら手で砂を掻くのみで、遊び方がわからない…といった様子でした。滑り台は階段を登って滑る、同じ動作の繰り返しでAくんにとってわかりやすく、滑る感覚も楽しいようでしたが、遊びの幅を広げる中で学ぶ事も沢山あります!

砂場遊びの道具を用意し、一緒に山を作って水を流したりおままごとをしたりして大人も一緒になって思いっきり遊んでみせると、楽しみ方が少しずつわかってきたようです。時間いっぱい他の遊びでも遊んでくれるようになりました。

1年間、まずはスタッフが側について繰り返しいろんな遊びを経験出来るように関わってきました。時にはお友達も巻き込んで、お友達も一緒だとより楽しい♪と感じられるような機会を作ってきました。

 

経験の積み重ねで、最近では、砂場遊び・ブランコ・滑り台に限らず、凧揚げやスクーター、短時間であれば追いかけっこ等、本当に遊びの幅が広がりました✨
子どもが成長していく上で、少しでも興味の幅を広げられるお手伝いが出来るように、自分自身も楽しみながら関わっていきたいと思います♪

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 奥村