若草学園の実践ブログblog

子どもと向き合う

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 私は以前、同法人の保育園・幼稚園で働いていました。

 沢山の子ども達を見てきましたが、その中で、いつも「一人ひとりは十分に力を持っているのに上手く表現できずにいるのはもったいないなぁ。」と感じていました。

 教室から飛び出してしまう、お友達に手が出てしまう、上手く言葉で気持ちを伝えられずパニックになる、1日トイレに行けずに我慢している、全く給食が食べる事ができない・・・など、その原因を知りたくて、毎日うずうずしていました。

 そんな時、おひさまに出会いました。

 私は、思い切って転職しました。

 おひさまに来て、約3年になります。ここ2年は、ぽかぽかクラスの子ども中心に関わらせてもらっています。ぽかぽかクラスは、生きていく為の基礎となる生活力の向上を目指しています。

 「挨拶」「食事」「排泄」「着替え」「手洗い」「歯磨き」など、私たちが生活の中で当たり前に出来る事を伝えていくのですが、小さい子どもが相手だと正直、もの凄く労力がいります。それは、一瞬一瞬が成長のチャンスだからです。丁寧な関りと繰り返しのトレーニングで、出来る事は必ず増えていきます。成長を目の当たりにした時、とても幸せを感じます。

 しかし、何かを伝える時、まず大切にしないといけないのが信頼関係だと思います。方法を伝える事はもちろん大切ですが、それ以上に、子どもとどう向き合うか、すなわち、「心」が一番大切だと思っています。

 「今日の体調はどうかな?」「この子には、こういう言い方をした方がいいかな?」「お家で何かあったかな?」「この子はどう思ってこう言ったのかな?」・・・頭の中では常にこんなことを考えて関わっています。子ども達に、まずは、「人を好きになって」→「お友達と関わりたいと思えるようになって」→「集団生活にチャレンジ(人は人の中で育つものなので)」

できる力を付けて進級させてあげたいと思っています。

 また、家族、特にお母さんの状態の把握も大切だなと感じています。家族が幸せでなければ、子どもの笑顔も半減すると感じるからです。

これからも、職員(仲間)や保護者さんと繋がって、子ども達が笑顔で楽しく生きていく力を付けていくお手伝いができれば・・・と願っています。そして、自分自身も一緒に成長していければと思います。(いくつになっても、向上心は持ち続けたいものです!!)

 子どもの得意な所はより伸ばし、苦手な所は自分で「できた!」が経験でき、自信をつけ、自己肯定感が高まる様な、さりげないサポートが出来る「おひさま」を目指して、これからも微力ながら笑顔で働きたいと思います。宜しくお願い致します。