あけましておめでとうございます。
保護者の皆さま並びに関係機関の皆さまにおかれましては、新春を晴れ晴れしい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。
過去7年間を振り返ると、2012年12月に白川おひさまクラブとして、児童発達支援事業(以下、児発事業)と放課後等デイサービス事業(以下、放デイ事業)を定員10名で開所し、2013年11月に児発10名、放デイ10名のあわせて20名に定員増を行いました。2014年4月には相談支援センターの指定を受け、翌年の2015年8月には、より質の高いサービスを提供していくため、児童発達支援センターとして指定を受け、同時に児発20名、放デイ10名の30名に定員増し、保育所等訪問支援も実施することとなりました。
そして、これから児童発達支援センターとして、機能を強化していこうとした矢先の2016年4月に熊本地震が発生。既存の建物は大規模損壊し、土地の地盤沈下の影響から建物が斜めに傾いてしまい、同地での事業運営が困難な状況となりました。
幸いに同一法人の保育所の空き教室を活用することができたことと、行政機関の迅速な対応により、震災後4日目で事業を再開し、こどもたちの支援が提供できる体制ができました。
その後、国・県・町との協議を重ね、2018年7月1日、待ちに待った児童発達支援センターの建物が竣工しました。
おひさまを利用している子どもたちや保護者の皆さまには、毎年のように大きな環境の変化によりご不安な思いやご心配をおかけしてきました。
住まいの安全が確保されていないのは、本当に不安が強く、何をするにも上手くいかないことがありましたが、昨年1年間はようやく、児童発達支援センターとして、当初の目標であった『療育の質の向上』に専念することができました。
療育の質の向上は、恒久的なテーマとなりますが、2020年は職員一人ひとりが、勤務として従事している時間、子どもとの関わる場面一つにおいて、声かけの内容・立ち位置・タイミング・手を繋いでいるときの握り方や目線のやり方・・・等々、全てにおいてその子の課題と出来る力に応じた根拠のある意図的な関わり方をしていくことを目標にしたいと思っています。
今年もこどもたちの最善の利益を考えた自立支援ができるよう、職員一同、努力していきたいとおもいますので、どうぞよろしくお願いします。
※今年の門松は、おひさまの女性陣で作りました! とっても豪華にできました!
児童発達支援センターおひさま
河野 光輝