室内遊びでよく遊ぶ カラフルで柔らかい積み木…” ソフト積み” 木は安全で遊び方も様々です。
並べて「道」、囲いを作って「お風呂」、身長程に重ねてみたり、棒状のものを拍子木のように持って間に挟んだ積み木をキャッチボールしたり(ちょっと高度です)
重ねてどんどん高くなっていくのもおもしろいのですが、子どもたちにとっては、崩れるのもおもしろく、崩れた瞬間は、歓声があがります(笑)
そしてまた すぐに重ねて…
そんな中、いつものように、Aくんと重ねて遊んでいた時のこと。
最初は、きれいに重ねていってたのですが、少しずつずれて、傾いたり、滑り落ちたりしていました。
そこで、「どうする~?」「こっちは?」「せんせいこっちのせて」等、作戦を立てながら、どうすれば落ちないのか、落ちても また重ね直したりして、積んでいきました。
何度も崩れると、考えて、違う場所に置いてみたりしていました(よく考えました。さすがですね)
高さが50㎝ほどになると さすがに大人も慎重になります(崩れたら責任重大‼)
面白い形が出来上がるとAくんも満足そうな笑顔を見せていました。
そしてよく見ると、隙間があることに気付き、その隙間から互いに覗き込み 目が合うと 思わずにっこり。
場所や角度を変えて 大きさや形の違う隙間が見えるので 大喜びでした。(わくわく感 満載です)
それを見ていた友達もどんどん集まってきてみんなで覗き込み、そのうちに崩れてしまいましたが、Aくんは怒ることなく、再度作り始めました。
しかし、今度は片付けの時間に。遊び続けるかと思いきや、私の顔をパッと見て「ねぇ せんせ~。またこんどしよう」と一言。
私も「うん しようしよう!」互いに「たのしかったね~」としみじみと言いながら片付けました。
Aくんが、保育士を頼ることなく、自分で考え、作り上げ、達成感を味わい、隙間を発見し、また違う遊びに発展したこと、遊び込み、満たされたことで、友達にも見せてあげることができ、片付けもスムーズに出来たんだと思います。遊び込み、満たされることで 心に余裕(ゆとり)が出来たんだなぁと感じました。
そしてなによりも 「ねぇ せんせ~ またこんどしよう」という言葉が 嬉しかったですね~♡
満足した気持ちがよく伝わる言葉でした。 この言葉を たくさん聞けるように 一緒に保育士も遊び込んでいきたいと思います。
(古庄)