朝夕の冷え込みが日ごとに深まる中、子ども達は元気いっぱい自然の変化を感じながら過ごしています。
10月の製作は折り紙でどんぐりを作りました!
ほぼ毎月折り紙を使った製作に取り組んでおり、少しずつ手順の多いものに挑戦中です✨
どんぐりも前回の折り紙からいくつか手順が多くなり、一つひとつ確認しながら一緒に折っていくと
すぐに折り方を覚え、「たくさんつくりたーい!」という声が聞こえてきました。
その後は2つ目、3つ目と自分ではじめから折れるお友達は自分の力で折っていましたよ🌝
そんな中、途中で折り方に躓いているお友達がいました。
近寄り声を掛けようとしたとき、お隣のお友達が優しく「ここをこうして…」と教えている声が聞こえてきました。
SちゃんがYくんに丁寧に一つずつ折り方の手順を教えてる事がわかり、見守ることにしました。
そして完成後に、
「Sちゃん教えるの上手だね!」「YくんもSちゃんの教え方わかりやすかったね!」と
声を掛けると二人とも嬉しそうに折り紙を続けていましたよ😊
Yくんはどんぐりを2つ最後まで自分の力で折ることができ、
Sちゃんはお友達に教えながら自分のどんぐりを作っていました。
途中で躓いたけれど教えてもらいながら一緒に折ることで完成できた喜びや達成感を感じ、
一方で、お友達に分かりやすく伝わるように試行錯誤しながら一生懸命伝えてくれたお友達、
そして完成したことを一緒に喜び合えたことは二人にとって大きな成長だと思います。
これからたくさんの人と出会い、助け合いながら共に成長していく中でとても良い経験だなと感じました。
何気ない日常の中でも子ども達はお互いの存在を意識しながら生活しています。
大好きなお友達が頑張っている姿を見て、
「ぼくも、わたしもできるかな」「おともだちかっこいいな、じぶんもがんばってみようかな」と思う
きっかけになると思います。
子ども達だけでなく、まずは保育者もそのきっかけになることも必要なんだと感じさせられた一日でした。
伊豫