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「優しい言葉選び」中村🍀

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上皇后美智子さまの言葉だそうですが、昔のようにピアノが弾けなくなった美智子さまが、「今までできていたことは“授かって”いたもの。それができなくなったことは“お返し”したもの」と仰ったそうです。

 

年齢が上がってきた私たちもよく、「昔は簡単にできてたんだけどな?!」みたいに言っては、老いていくことを嘆いたりします。特に体力面でしょうか。私の場合、若いころ宿直をして一睡もできなかった明けの日に、友達にマージャンに誘われ、いわゆる徹マンをしても、2日間寝ていないのに、次の日にはケロッと仕事ができていました。今では考えられません。

 

美智子さまと比較する話ではありませんが、前に比べて思った様にできなくなっていくことを、私達はただ単に老いという言葉で片付けがちです。実際はその通りだとは思います。思うように体が動かないとか、色んなものの名前が思い出せないとか、若いころの様にはいかないのですから、やはりこれは老いです。これを美智子さまは“お返し”したものだと置き換えているのです。素晴らしいお考えです。元々何も持たざる者であったという謙遜と、今まで出来ていたことに対する感謝、そんな人生観が詰まった素敵な言葉選びだと思います。

 

言葉選びに私は“絶対”と言う単語を極力使わないようにしています。”絶対はない”という考えではありますが、例えば、「これは絶対に効果がある」と表現せず、「これは多くの方に効果があると思います」としたりします。断定的な表現って力強いのですが、控えめにすることで優しくもなりますし、100%の話でもないことを伝えています。私たちの仕事は相手に優しさを与え、親しみやすさを持ってもらって信頼されなければならないものと思っています。そうなると言葉を使うときの基本姿勢は優しさであったり情緒的であったり、温度感みたいなものも必要だと思います。

 

美智子さまの言葉選びで表現された老い。この言葉を聞いて心が“ほんわか”と優しい気持ちにさせてもらえて、また共感できた瞬間でもありました。

 

あかつき・施設長・中村🍀

冬の代表的な星空の写真です。左下の一番明るい星がシリウス。これを含めて左上のプロキオンとオリオン座の左上のベテルギウスで冬の大三角。中央のオリオン座。オリオンの三ツ星の下のオリオン大星雲。オリオン座の右上にアルデバラン。写真の一番右角にすばるがぼやっと見えています。冬の宿直時にはほぼ夜空を見上げます。大三角とオリオン座、アルデバランとすばるが全部見れたら最高です☆