我が家の家族たちです❣
最近、私がお手伝いしている動物保護団体から、久しぶりに何匹かの犬の預かりボラの依頼がありました。黒豆柴やシュナウザーなど、ミックスは少なく、血統証があるであろう犬🐕ばかりです。コロナ禍でのおうち時間にペットを購入される方が激増しているニュースと、結局飼えなくなり、ペットが捨てられるニュースも併せて目にしますが、その一部が私の所に来ているように思えます。先日は、ラップでぐるぐる巻きにされ、更に前足と後ろ足を2本ずつ一緒にラップでぐるぐるにされ、歩けないようにして捨てられていた子犬が助けられる動画を見てしまい悲しくなりました。この世の中にはこんな最低な事をする人がいるのです。ペットを飼うということに、また家族の一員として生活を共にしていく事には責任が伴うことを理解した上で、その責任を全うする強い意志がない人は、ペットに手を出すべきではないです。これだけは言い切れます。
またこれとは少し違う話ですが、昨年秋口に、あかつきのご入居者(Kさん)が、敷地に隣接した土地にいる野良猫にエサをあげていると、他のご入居者の皆さんから苦情が入りました。子猫も生まれていたという情報の上で、別日に他入居者様が、「施設長!今Kさんがエサをあげている最中です。どうにかなりませんか?」と訴えがあったので、その場所に行きましたら、やはり食べ物をあげておられたので声を掛けました。
「野良猫にエサをあげちゃうと居ついてしまうからやめませんか?。ここは通学路だし、糞尿の被害もあるし、チビ太達も落ち着かんし、野良猫はこの子たちだけじゃないでしょうが?」といいました。そうしたらKさんが、「可愛そうじゃないですか⁉見逃してください❕」と言われたのです。気持ちはわからないではないですが、私からもう一言、「責任を持って保護し飼えるわけではないので、諸々考えても、この子たちに良くしてあげることがホントに優しさかな?あなたの自己満足になってませんか?」と諭し、その日の夕方までにエサを撤去してもらうことで納得されました。
ちゃんと納得できてないといけないと思い、その後すぐネットから、野良猫へのエサやり問題について私が言う”それが優しさではない”というテーマのコラムを見つけプリントアウトし、Kさんに渡しました。大の猫好きの方のコラムで、その方が気付いた野良猫への餌付けの是非が書いてあったことから、共感してもらえるのではないかと思ったのです。その後、Kさんは餌付けをきっぱりやめられました。
施設近辺ではずっと以前から野良猫が多く、もし優しさで保護するためには、最初に申した通り、それなりの責任が伴います。現段階であかつきには犬好きが大半を占め、チビ太とまなぶ以外には責任が持てません。ひとつの命と向き合うということは尊い事ですが、重たく心と頭を働かせるものだと気付いてほしいものです。そして覚悟が出来た人にだけ、ペットを飼える資格が持てるのだと思います。
因みに、今我が家には今週末までの預かりボラで、甲斐犬と思われる犬が来ています。真っ黒でとても凛々しく頭の良さそうな犬です。いい飼い主さんが見つかればいいのですが、来週から次の預かりボラさんに変わる予定とのことです。
あかつき・施設長・中村🍀