私たちを怒らせるものって何だと思いますか?
「誰か?」「出来事?」
答えは『自分自身の「〇〇はこうあるべき」という思い』です。
たとえば
「車の走行はもっとスピードを上げるべき」
「専業主婦(夫)が家事や子育てをするべき」
どちらもよく怒りの原因となるものですよね。
先日、熊本県内の高速道路で初となる煽り運転の摘発がニュースに取り上げられてました。
怒りの理由が上記のようなスピードだったのかは定かではありませんが、摘発された映像の中の彼はすごい剣幕で怒っていました。
きっと彼にとっての何かしらの”べき”があったのでしょう。
では、怒ってはいけないのでしょうか?
それも違います。
大事なのは、怒ったことに対して【後悔しないこと】
怒る必要のあることは上手に怒れ、必要のないことには怒らないようになることを目指す
これがアンガーマネジメントです。
これには3つのコントロールがあります
- 衝動のコントロール
- 思考のコントロール
- 行動のコントロール
それぞれ簡潔に解説すると
1.衝動のコントロールは、怒りの感情が始まった時に6秒間待つというものです。
これで怒りが収まるわけではありませんが、時間を置くことによって冷静さを少しだけ取り戻すことができます。
要は”手をあげる” ”怒鳴る”といった反射的行動を、「後悔しないのか?」と考える時間を設けるということです。
2.思考のコントロールは、三段階のゾーンというものがあり ”許せるゾーン” ”まあ許せるゾーン” ”許せないゾーン”というものに分けられます。
これらを予め自身で認識しておくと、怒りそうな時にどこのゾーンにあるのか瞬時に区別することができます。
また、これらのゾーンを相手に見せておくことで良好な関係を築くことにも繋がります。
3.行動のコントロールは、コントロールの可否・重要かそうでないかで行動の道を選定します。
たとえば、コントロール可で重要であればすぐに行動に移します(重要でない場合は余力がある時に行動する)
コントロール不可で重要であれば「変えられない」を受け入れます(重要でない場合は関わらない行動をする)
行動というのは怒るかどうかであり、前述した通り後悔しない怒り方を目指します。
今回のアンガーマネジメントのお話は、先日参加させて頂いた熊本県社会福祉協議会主催の研修にて学んだことです。
インプットしたことはアウトプットをしないと知識の定着に繋がりません。
今回は、このブログの場を借りてアウトプットをさせて頂きました。
この知識は職場だけにとどまらず、プライベートでも活用できると思います。
このブログを読まれている方の参考になるアウトプットになると幸いです。
介護:竹澤