あかつきの実践ブログblog

歯科と口腔ケア

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11月初めに、知り合いの歯科医師が熊本での講演がある為、全国歯科保健大会に参加しました。

「8020運動」の、昔は数%・昨年は50%以上を達成しており、日本人の半数以上の80歳以上の方が自分の歯を残しています。「国民皆歯科検診」目標にされていて、歯科疾病は自分で治すことができず。歯周病で溶けた歯は元に戻らない、ほっておいたら悪化するだけで歯周病にならない様に予防する事が必要です。歯には、歯根膜繊維と言うセンサーがあり、物が入ると大脳からの指令で反射的に口を開くが、歯が一本もない方はセンサーが働きづらく飲み込んでしまう事もあります。(誤嚥にも繋がる可能性もあります)歯を抜かない事により食感が得られ義歯を使ってないと認知症に繋がる可能性が高く義歯を使っていれば少しは予防することにも繋がります。

噛むこと・咀嚼する事・唾液の分泌を促すことで大脳を活性化させる事にも繋がります。自分の歯を維持するには、口腔ケアが必要で歯磨きが出来ているのと、やっているのでも違いがありそして、義歯洗浄に対しても同じ事が言えるそうです。義歯・銀歯・虫歯がないと過信せず、歯が痛くなくても年に定期受診を心掛けていれば予防に繋がるとも言われておりました。私もですが、歯は違和感、痛みなどが出てから受診すると、治療が始まり長くかかる事が多いと思います。個人差はありますが、予防歯科をしていれば少しでも自分の歯を残せ、食を楽しみながら豊かな人生を送り、健康寿命を伸ばしていけるそうです。

歯が悪いから…今更…ではなく、今残った歯をどれだけ大切にケア出来るかでも、人生観が変わるみたいです。義歯の方でも、歯茎が弱ったり、細菌が繁殖したりと口腔ケアが必要です。ただ、丁寧に歯磨きをするのではなく「食を楽しむ、歯や口腔内を維持する事を心掛けて」頂ければと、皆様にお伝え出来ればと思いました。「年齢は関係なく、今からが大切です」と歯科の先生が話しておられました。講演会に参加して、勉強になりました

 

介護職:鈴木