学童保育施設の実践ブログblog

「アクション!」《なかよしクラブ》

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先週、南小クラブでも紹介された「ラキュー」ですが、こちらのなかよしクラブでも大人気です!

説明書には色んな作品が制作例として載っていて、ものづくりの大好きな子ども達は目を輝かせて制作しています。

運動会の振替日で1日保育だった日のことです、2年生から6年生までさまざまな学年の男の子たちが集まり、先生と一緒に何か作っていました。
「今日は時間が沢山あるから」
と、大人数で作っていたのは、何とシン・ゴジラ!!
説明書には完成系と断面図が載ってるだけで作り方は載っていないので、主に上級生が先生と一緒に凄まじい集中力で作り上げていました。
出来上がったゴジラは何と顎と尻尾が連動している可動式。

「制作時間3時間…」

「うおお!できたぁ!」
と大興奮の男の子たち。この集中力と感動と冷めやらぬ興奮をここで終わらすのも勿体ない!と思い、指導員が
「動画をつくろう!」
と提案しました。
もう疲れてるかな?と思ってましたが、更に目を輝かせる子どもたち。
「作る!」
「おれレゴで街つくる!」
「僕大砲!」「戦車!」
「おれ一番最初にゴジラが出てくる海つくる!」
と、それぞれ自分たちでやりたいことを決め、取り掛かります。
ゴジラをつくる工程を見ていた下級生は、今度は制作意欲が湧いて湧いてしょうがないという感じで、凄い勢いで次々とビルやタワーを作成。
「先生!撮って!!」
「いやまって、このビルは尻尾で倒したいからこっち!」「タワーは?」
「ビームで倒そう」
「ヘリコプターが落ちるのは?」
と、次々にアイデアが出ています。それぞれがそれぞれに
「それいいね!」
「やばいね!」
と大興奮です。
かの有名な監督や脚本家も、こうして自分の中にある「堪らない!」と思える衝動やアイデアを、ずーっと形にして大人になったんだろうなぁ、なんて考えていると次はカメラアングルへの指定がありました。
「先生、このビルとビルのあいだから撮ってね、最初はビルの向こうに見えるから、その時はそっちにピント合わせて。ビル倒すシーンと海から上がるところと、街まで歩いてくるところは別々にとってもいい?繋げれる?」
映画監督顔負けの指示を出してくれるのは6年生のKくん。指導員はただ
「はい」
と頷くばかり。

「監督による打ち合わせ中」

「違う違う!ヘリコプターは後ろからがいいよ!」
「これ見てカーチスの飛行機作った(紅の豚のキャラクター)」
「尻尾で倒したら尻尾取れたから俺が手で倒す!」
「沈黙のゴジラまで取るからね!」
そして、自分たちで作り上げた舞台が、始まります。
「アクション!」
気分は一流映画監督。とてもすごい動画が撮れました。(リテイク7回)
今はその動画を指導員が預かり編集作業中です。早く子ども達に動画を見せて、自分たちで作り上げた達成感を感じてもらうべく頑張ります!