年明けてすぐ6日の日に、毎年、恒例行事としている『書き初め』を行いました。なかなか筆を使っての経験が少ない中、お正月行事の1つとして、ぜひ子ども達にも親しんでもらいたい!そんな思いから毎年取り組んでいます。そもそも書き初めとは?言葉としてはよく聞かれますが、書き初めは、抱負や希望、縁起の良い言葉など1年の始まりにふさわしい言葉を、その年の恵方に向かって書く!という日本の伝統的な正月行事です。(ちなみに、始まりは、平安時代の新年の行事が始まりとされています。)さて、今年は1年生から6年生までの子ども達が参加。まずは筆の感触を味わう 楽しんで書く 丁寧に書くということをねらいにして取り組んでほしいなと思い、子ども達には話をしていったのですが、さらに、習字を書くにあたって姿勢や筆の持ち方などを伝え、また、書くときのポイント『とめ』『はね』『はらい』は文字の終点となるので、この3つを意識して書くと綺麗な文字が書けるよ!という事も伝えながら取り組みました。
集中!!
まずは低学年チームから。何を書こうかなぁと考えながら自分のテーマを決めていく子ども達。いろいろ考えた末、決めた文字は‥今年の干支『へび年』や『一年』『元気』など、思い思いに書いていました。今回初めて体験するお友達はいませんでしたが、普段使わない分、筆の感触を味わっていたのが低学年チームでした。力強く書く姿はなんだか頼もしかったです。そして高学年は(毎年参加しているメンバー、実際習っていた子もいます)今年は自分の名前に入っている漢字一文字を書くと決めていたようで、『絆』『歩』『笑』と習字紙の中心に力強く書いていました。
気持ちを込めて‥
どの子も書く時は、集中し筆の感触を味わいながら、しっかりと書いていました。正座をし、背筋をピーンと‥ある意味いい緊張感の中で真剣に書いていた姿は、とても印象的でしたよ。文字を書くことで集中力を高め、この時間だけでも心を静かに保つことができたのではないかなと思います。只今作品は、保護者の方がお迎えに来られた際、よく見えるように、北側の部屋の掲示板に展示しています。ぜひご覧ください。 髙木佐代美