6年生Yさんが、ブランコ好きなお友達の為にと考えた‥(Yさん自身も大好きな遊具なんですが)それは、ツルと板を使った手作りのブランコです。全て南小の運動場周りにあるもの。木の大きな枝にくくりつけて作りました。
さぁ!作るぞ!
ここで感心したのは‥1番肝心なのは人が乗っても大丈夫なように、強度に力を注いでいたYさん。ツルを何度も結び、まずは自分が腰掛け、枝から外れないか確認。もうこれで大丈夫だろうという所で、更に誰か大人にも乗ってほしいという事で、私も試し乗り。しかし、これが想像以上に大丈夫でビックリ!よしこれなら他の子が乗ってもいいねという事で、1・2年生のお友達が乗り始める事になりました。
気持ちいい〜!
楽しく乗っていた子ども達。その隣で見守るYさん。「はーい!順番ね!」「なんせ私の手作りだから気をつけて乗ってね」と声をかけながら喜んで乗る1・2年生を見守っていました。そして、そろそろ部屋に戻る時間になった頃‥「楽しんでいるところ、ごめんなさい。片付けの時間になったから今日はこれでおしまい」そう声をかけると‥やはり、まだ乗りたいと呟くお友達がいました。気持ちは分かる。しかし外は夕暮れ。そこでYさんは「明日も作ってあげるよ!だからまた明日も遊べるから大丈夫!約束する」と言います。その言葉を聞いた数人のお友達も安心し、最後はみんなでツルや板を外すのを手伝い、部屋へと戻っていきました。戻る途中、Yさんが「私の作ったブランコで、あんなに喜んでもらえるなんて嬉しい!作ってよかった‥」と。私は何よりも、お友達の為にと思う優しいYさんの行動に感心しました。本当に素敵な6年生Yさんです。いつもありがとう!
髙木佐代美