学童保育施設の実践ブログblog

「気づきへの1歩?」(しらかわっこクラブ)

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「気づきへの1歩?」(しらかわっこクラブ)

おやつが終わってしまって片付けを始めている2階、何やらストーブの前に男の子達が集まっています。寒いのかなと思って行ってみると・・・

「・・・もうちょっとかな」
「もういいんじゃない?」

正直、色々と言いたい事が頭をよぎります、「プラスチック燃えちゃうよ!?」「ストーブに近づき過ぎじゃない!?」等々、しかし真剣な表情の男の子達。何かやりたいことがあるのは明白でした。頭ごなしに注意しては男の子達の真剣な表情を否定してしまうことになりそうで、ぐっと我慢して
「何してるの?」
と聞いてみました。すると

「こうやって暖かい空気をこれに入れてる!」
「そしたら外にでても寒くない!」

なるほど!手製のホッカイロのようなものを作ろうとしていたんですね!そのアイデアには脱帽です✨
「先生触ってみて暖かいよ」
確かにほんのり暖かい(プラスチックが温まっているのは内緒です)
「良いね!じゃあ暖かい空気が逃げないようにしないとね」
と伝えると
「うん!これ2つくっつけようと思ってる!」
とても楽しそうな男の子達。彼等のやりたいことが分かった所で改めて伝えました。
私「そしたらもう少し離してから暖かい空気入れた方がいいと思う。近づけ過ぎるとプラスチックが溶けちゃうかも💦」
「そっか!それは危ない」
「あっ俺気づいた。俺たちストーブに近づき過ぎだ・・・」
「本当だいかんね」
凄い!自分達で気づけました!この後男の子達、外に出て手作りホッカイロを試すのかなぁと思ったら宿題を始めていました。
多分、外にでればあっという間に冷たくなってしまうであろう手作りホッカイロ、そこで「なんでだ?」と更なる気づきが出てくるかなぁと思いましたが宿題は大事ですもんね(笑)

子ども達は何事にも熱中して楽しんでいます。熱中するあまり約束を忘れてしまったり、ちょっと危ない事をしてしまう事も・・・注意したくなる気持ちはありますが、ちょっとした事ならぐっと我慢して「何してるの?」と雑談してみるのも良いかも知れませんね。今回ように子ども達の面白い発想が知れたり、自分達で「あっいかんかった」と気づけるかもしれません。私もこの事はしっかりと頭に入れておきます( ˊᵕˋ ;)💦

学童 上田 ゆうた