ある晴れた日。ふと水槽の中をのぞくとカマキリが水の上に浮かんでいました。
そのカマキリのお尻から
うにょ~~~~とハリガネムシがコンニチワしていました。
子どもたちが寄ってきて、
「あ!ハリガネムシだ!!」
と、ハリガネムシを知っていることにびっくり!!
ですが、どうしてカマキリが溺れているのかはわからないようでした。
みなさんはなぜカマキリが溺れているか、わかりますか?
ハリガネムシは水中で孵化します。
そして水中生物に食べられて、食べられた水中生物に寄生して生き続けます。
そして、その水中生物が成虫になって川から飛び立ち、
カマキリなどの肉食昆虫に食べられ、カマキリに寄生します。
カマキリの中で大きくなったハリガネムシは、
川に帰るために、カマキリの脳に水辺に行くように暗示をかけます。
そしてカマキリは洗脳され、泳げもしない水の中に身を投げるのです。
そしてハリガネムシはカマキリのお尻から脱出し、川に帰っていくのです。
生き物の世界は残酷ですね・・・
この話を聞いた子どもたちは、
「カマキリ、かわいそう・・・・」
と、悲しそうな表情。
ですが、私たちの命も誰かに生かされている命。
「いつも食べている肉や魚も命だよね」
と言うと、みんなしんみり。
「感謝してたべなきゃだね」
と命について子どもたちと話しました。
命のことについて考える良い機会になりました。
それにしても、ハリガネムシ恐るべしですね。。。
人体には害がないようですので、ご安心ください(*^_^*)
弘津