学童保育施設の実践ブログblog

キーマンとして(南小クラブ)

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年間を通じて月に2回行っているサッカー教室ですが、新しい1年生も仲間入りし熱気あふれるサッカー教室となっています。先日の事‥ 6年生T君が最初は黙って試合の様子を見ていました。参加していないのは珍しいなと思いながら「あれ?今日はしないの?」と尋ねると、「うーん‥参加はしたいけど俺が入ると試合に差がつくけん、面白くないかも知れん」といいます。(そうなんです!T君のサッカーの技術は素晴らしいもので、クラブにも通っているのですが、みんなが憧れる位の存在なんです。)そんなT君「今日はキーマンをさせてもらおうかな‥」と言い、淋先生の元へ相談をしに行きました。そして承諾を得たT君は黄色いビブスを着て試合に参加します。

試合スタート!!

キーマンとしての役割はとても重要で、流れを変えられる人、試合を動かす鍵を握る人と言って良いでしょう。試合には欠かせない大きな存在となります。ただ条件があって、キーマンはシュートができないとの事。しかしゴールにつなげるために、みんなの動きを見ながら指示を出したり、パスをしたりとチャンスを与えていきます。様子を見ていると宣言通りキーマンの役目をきちんと果たしている場面がいくつも見られました。たとえ自分がパスしたボールをお友達が蹴り損ねたり、シュートが出来なかったとしても「いいよいいよ」「いいドリブルしてる」「どんまいどんまい」等、常に前向きな言葉をかけていたT君。さすがだなぁと感心しっぱなしの試合でした。サッカーはチームプレイです。T君の姿はみんなのお手本となりますね!

チームプレイ!!

             髙木佐代美