風の子保育園の実践ブログblog

くわがたが教えてくれたこと(2歳児 ゆきぐみ)

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 夏の早い時期に保護者から頂いたくわがたが死んでしまいました。手で触れることが出来なかった子も、手のひらに乗せられるようになったり、交代で触るようにすることで、順番を学ばせてくれました。

 

子どもたちに死んでしまったことを伝えると、避難訓練の後に話したということもあり「ピーってなったけんじゃない?」「地震だったけんじゃない?」という言葉が出てきました。触っても全く動かない姿を見て「うごかん‼」と生きてる時との違いに気付いていました。

その後、広場の隅に穴を掘り、交代で土をかけ、花壇から花を摘んでお供えをしました。「いっぱい触らせてくれて(あそばせてくれて)ありがとう。」と手をあわせました。

そのまま広場の草を取って「うさぎにあげよう」と持っていくと うさぎがえさを食べたことで「たべた‼」「うごいた‼」と大きな声で言っていました。死んでしまったくわがたは、食べないし、動かない事を目の当たりにし、うさぎが食べて動いてることに ”生きてる” ”命がある” ということを子どもなりに感じたのだと思いました。

 

小さなくわがたが子ども達を楽しませてくれたこと、命について少しだけ子ども達に学ばせてくれたことに感謝です。来年の夏また会えたらいいな‼

 

古庄(美)