風の子保育園の実践ブログblog

「きれいきれいしてください」からの・・・(2歳児 ゆきぐみ)

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   前回 ジャンバーを、楽しく確実に着れるように「へんし~ん」と言いながら着る方法をお伝えしましたが、その後も楽しく「へんし~ん」を続けています。
そんな中 もう一つ 新しいことに挑戦し始めました。
これまで、トイレの後にズボンをはいたら、保育士に「きれいきれいしてください」と言い、肌着を入れてもらっていましたが…
もうすぐ、つき組になるということもあり、自分で肌着を入れる練習を始めました。

まずは、トレーナーをあごにはさみ…

次は片手でズボンを引っ張り空間を作り、もう片方の手で肌着をしっかり握りグ~ンとズボンに入れ込みます。

前を入れたら、右側を、次は左側を。出来そうなときは腰の部分(後方)も‼
挑戦する子どもの姿を見守りながら「そうそうそう‼」「握るの上手‼」「きれいに入ってる‼」「すごいね~」等
実況中継のような言葉かけで、具体的に褒めるようにしています。
もちろんどこまでできるかは、個人差がありますが、言葉のかけ方次第で、意欲や集中力が高まるのをみると、《魔法の言葉》は大事だなぁと思います。
出来たときは、大きな拍手をしたり、ハイタッチをしたりして達成感や喜びを共感しています。
伝えたこと、教えたことをどんどん吸収していく姿を目の当たりにし、成長を感じています。

 今回、肌着を入れることを教えながら、ふと自分の保育を振り返ってみたのですが…
随分昔は、2歳児クラスになってすぐに肌着入れを教え、長い期間をかけて習慣づけていった記憶があります。。

 この時期(進級直前)に、肌着入れの練習を始め、それに取り組む子どもの様子や状況を見て、成長したこの時期に始めると意外に無理なく出来るなぁと感じました。“成長したこの時期”なので当たり前ですが。
それを思うと、子どもの成長を見極め、無理なく達成出来る時期を見逃さず、教えるのが大事だと改めて思いました。

毎日子どもたちと関わることで、考えさせられること、教えられること、発見がたくさんあります。
子どもたちと同様に保育士としてまだまだ成長していかないとなぁと思う毎日です。

古庄(美)