最近、生活の中で子どもたちから”提案”してくれることが多くなりました。
A君が提案してくれたのはみんなが毎日楽しみにしているお当番のことです。クラスの壁にお当番表を貼り、毎朝それをめくって交代していました。
次は誰かな!?と毎日楽しみにしており、そのため椅子に登って次のお当番をめくってみようとする子どもも増えていました。
するとA君から
「先生~お当番は前の日に言っておいた方がいいと思う。」
と言われました。
「A君はどうしてそう思うの?」と聞くと、
「う~ん…そっちがいいと思うから」
とのこと。
その日から、A君の言う通り、帰りのお集まりで言うように改善してみました。
すると、朝から「お当番誰!?」と騒ぐこともなく、明日はお当番だ!と楽しみが持てるようになった気がしました。
”すごい!本当だ~!些細なことだけれど、たった少しの工夫で変わるんだなぁ…”
と感心しました。
それから上着をかける方法はB君が提案してくれました。
上着をかける棒が二本あるのですが、特に場所を決めていないと片方が多くなったり、少なくなったりし、保育士が入れ替えていました。
それを見てB君から、
「ハンガーをかける棒にチームのマークを貼って分かりやすいようにしたらいい!」と提案が!
早速やってみると…本当にスッキリ!
「すごーい!B君のアドバイスのおかげで良くなった~!」と言うと、B君は鼻の下を伸ばして照れ笑いしていました😊
本当に些細なことですが”こうした方がいい!”と提案する姿に考える力が備わってきていることを感じ、頼もしく感じました。
何でも先に先に!と大人が手出し口出ししてしまうと、子どもは考える力が少なくなり、依存してしまうようになります。考える事、自分の思いを引き出せるよう子どもの声に耳を傾けながら、これからも聞き逃さないよう受け止めていきたいと思います。
林田