風の子保育園の実践ブログblog

ママに持って帰るんだ♡(3歳児 つきぐみ)

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もうすぐ5月。

5月といえば、こいのぼり🎏ですね!

子どもたちからも、「たくさんのこいのぼり見に行ったんだよ!」「おうちにこいのぼりあるよ」と様々な声が聞かれます。

健やかに成長を願って家庭に飾ってありますが、保育園でも子どもたちの健やかな成長を願って2種類のこいのぼりを作りました。

1つ目は、絵の具で手形をとって作りました。

語彙力が増えてきた子どもたちから「わ~冷たい!」「ヌルヌルするね」「絵の具の匂いかな?なんかにおいがする」などの声が聞かれ、絵の具の感触やにおいなど五感を感じながら製作を楽しむこどができました。

 

2つ目は、折り紙を指先で破り、のりで貼って製作をしました。

親指と人差し指でつまんでちぎっていきます。つまんだまま横に引っ張ったり、ちぎることに苦戦する子どももいましたが、保育者が手を添えてちぎると、コツを掴み次々に進めていく姿が見られました。

のりをつける際は、これくらいの量かな?多い、少ないを考えながらのりの量を決めていました。

ゆきぐみの時にも経験があったようで、「多すぎはだめだよね。のりは少しずつ使うんだよね。」と今までの経験を思い出しながら作る子どももいました。

様々な経験を生かして製作ができる3歳児になってきているなと感じました。

 

 

製作をしていく中で、「今日はしたくない」と言う子どももいます。

「何色にする?みて!楽しいよ!!」と誘ってみましたが、「しない」とのことだったので、製作は楽しくしてほしいので無理に進めずにいると・・・

近くで製作をしていたRくんが一言「ぼく、ママに持って帰るんだ♡」

そんな素敵な言葉を聞いて、製作はしたくないと言っていた友だちが「ぼくも持って帰りたいからする」と言ってくれたのです!!

そこから製作をはじめ、「まま喜ぶかな」「きっと喜ぶよね」などワクワクしながら製作を行い、「ぼくはこの色が好きなんだ!」など楽しく製作をすることが出来ました。

Rくんの一言でこんなにも楽しく製作ができるんだなと感動しました。

保育者だけの関りだけでなく、友だちの言葉や関りで大きく変わることもあります。

そんな子どもたちの言葉、関り、成長を見逃さず保育をしていきたいなと改めて感じることが出来ました。

 

素敵なこいのぼりが完成しています。

楽しみにされていてください❤

 

髙本 茉実